無性 十九歳、五月のある日
忌川遊
夢中
いつまで経っても子供のままね…お母さん残念だわ…
何それウケる! 赤ちゃんじゃん、ハハハ
おい浩也~、いつまでそのままなんだよ。早く成長しろって!
浩也…お前本当に考えた方が良いって…
ーーー
別にいいよ…今のまんまで十分幸せなんだ
個性だよ!
いつまでも子供のままっていうのも悪くないぜ
余計なお世話だよ、ハハハ
ーーー
本当にお願い…
何それ意味不明で草
それで何か良いことあったのかよ?
なぁ浩也、俺達はお前のことを心配して…
ーーー
うるせえよ!これは俺自身のことなんだ、お前らが外から口出ししてくんな!大体こうなったのだって俺の責任じゃねぇ。俺の、俺の…親のせいじゃないか…
嫌だ、嫌だ。そんなこと思いたくもない!
でも…
ーーー
本当にお願い…
何それ意味不明で草
それで何か良いことあったのかよ?
なぁ浩也、俺達はお前のことを心配して…
ーーー
あー、黙りやがれ!五月の蝿どもがっ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます