筋肉を鍛えにジムへ通うが隣の妹がうるさい
鯵の閉まり
第1話
大学生になった俺は、運動不足のためにジムに通うことにした。体力がないため、ちょっと動いただけでへとへとになってしまい死んでしまう。
それで今契約してるんだけどさぁ
「えへへお兄ちゃ〜ん」
「あはは.....仲良しですね.....」
「ホンットウにすいません.....1ヶ月とりあえず体験させていただいていいですか?」
いやぁもう恥ずかしくて恥ずかしくて......。
この俺の妹はすんごいブラコンで、昔からどこに行こうともひっついてくる。
「では、契約書類を少し取ってくるので少々お待ちください」
渋々、愛想笑いで店員さんが裏の方に行った。
「高校一年生だろ?もうそろそろお兄ちゃんに強く当たる年頃じゃないの?」
「う〜んあんまり分からないですお兄ちゃんは私の大好きなお兄ちゃんなので」
「へいへい」
それからずっと妹が隣で俺に引っ付きながら白目で契約していた。
後から気づいたんだけどさぁ!兄弟プランみたいなのに入ってたんですけど?!
「お兄ちゃん一緒だね♪」
1発しばきたいこの笑顔。
♢
「はぁ......はぁ.......はぁ........はぁ......」
ただいまランニングマシーンで走っています。
3kmを超えて、運動不足の俺からしたらもうギブアップ直前だ。
そんな横でさぁ.........。
「お兄ちゃん♡がんばれ!ファイトファイト!」
「うるせぇよ.......はぁ....はぁ.....」
「あっあれ?お兄ちゃんあんまり喜んでない?じゃあお兄ちゃんの小説で載ってた......」
「ちょっおまっ!」
口を抑えようとしたが、そうしたらバランスを崩してしまうのでどうにもできなかった。
「お兄ちゃんザーコ♡ザーコ♡そんなのだから体力ないんだよぉだ」
「うるせぇよ!」
本当に黙って欲しい、周りの人の目が目が死んでる!俺、新規の人なんです!そんな顔しないで?!
「お兄ちゃんザーコザーコ♡」
「うるさい!雑魚妹ぉぉぅ!」
筋肉を鍛えにジムへ通うが隣の妹がうるさい 鯵の閉まり @ajikou
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