応援コメント

第39話 やさしく花環にしておくれ④」への応援コメント

  •  お邪魔します。
     手に汗握る緊迫した戦いの場面にも終止符が打たれたような情景です。しかし、どこな寂しげな手放しでは喜べないシェリーの姿が浮かびます。

     シェリーは、ヴァイスに対しても、シエルに対しても、昔のような感情を持てない自分に気が付いたような、戦い終焉ですね。うーん、上手く表現できませんが、何かを悩みながら戦い続けたシェリーの苦しさもたったのではないかと思います。

     きっとそれを癒しているのがアリスの存在かな? って思うのですが。アリスの出番は、きっと表立った戦いの終わった後にあるのではないでしょうかね。

    作者からの返信

    こんにちは、根 九里尾様。
    素敵なコメントを頂き、誠にありがとうございます…!

    ヴァイスに勝てたシェリーではありましたが、ヴァイスがこのまま拘束となると彼の魔法で動いているシエルの存在は失われてしまうので…シェリーは二度、兄を失うことになります。
    物語全体でシェリーとヴァイスの対立は三度の描写がありましたが、一度目は手加減され、二度目は逃げられ、この三度目ではヴァイスが本調子ではなく、また彼に勝ってもシエルを失うという、どれも試合に勝って勝負には負けているような印象です。

    シェリーにとってのシエルは生前のシエルであり、ヴァイスが蘇生させたシエルは『シエルの姿をした別もの』なのだと思います。彼女の中で『シエルの死』自体は既に決着していて、これまでは生前のシエルとの約束、彼の尊厳を守るための戦いでもありました。
    時を止めたシエルは以前のようにヴァイスを諌めることもなく、諭す者がいなくなったヴァイスは精神的な成長を止めています。反面シェリーはシエルの死からジルやフレデリカ、後にアリスと出会い、多くのことを学び、成長していきました。
    この成長の違いこそがヴァイスとシェリーの差であり、此度の戦いの結末に繋がったのかなと感じます。

    『アリスの出番は、きっと表立った戦いの終わった後にある』という根様のお言葉に、胸が温かくなりました…!
    次回アリスを連れて来た目的がシェリーの口から明かされるのですが…彼女にとってのアリスがそのような存在として描けていればと思います。

    改めましていつもお声がけ下さり、また拙作をお読み頂きありがとうございます!

  • 輪廻さん待ってましたであります('ω')遂にヴァイスさんに勝ったのでありますなー('ω')ん、でも、あのヴァイスさんがこんなにあっさり負けるとは何か嫌な予感がであります(>_<)

    作者からの返信

    こんばんは、ユーディ様。
    お声がけ下さりありがとうございます。

    精神的に大きな揺らぎがあったためか、ヴァイスも普段通りとは言えないようです。
    意図していた訳ではありませんでしたが、シェリーはその隙を突いた形でした。

    当のシェリーにヴァイスを殺めるつもりはありませんが…簡単に捕まってくれる相手とも思えませんね汗