争いの中で、心理戦を繰り広げるような姿、とても緊張する場面ですね😨
作者からの返信
こんばんは、スズキチ様。
お声がけ下さり誠にありがとうございます!
少年ジャンプで連載されている作品のような『言葉はいらない、拳で語る!』といった熱い戦いが大好物なのですが、自分の作風でそれをやると「これじゃない」感が凄いんですよね…汗
そのため感情のぶつかり合い、ある種の舌戦になりがちで「こいつら、戦いの最中にめっちゃ喋るじゃん??」と、書きたいものと書けるものの理想と現実の間で葛藤しております。
スズキチ様の御作品を拝読していると戦闘時のキャラクター達との一体感に加え、クロウ君達の真っ直ぐな台詞がガツンと胸を打つので、拝読していてとても清々しさがあります。
いつかスズキチ様のように、熱い作品を書けるようになりたいと思ってはいるのですが…うーん、精進あるのみですね。
ヴァイスとシェリーは、激しい戦いの中で、激しいからこそ冷静にお互いを、(自分自身を?)見つめてしまっているのでしょうか?
とても、戦いの場面としては、心理面の重厚さを感じます。
ヴァイスとシェリーの置かれた状況が、あまりにも本人の意志とは関係なく、複雑な状況にあることも伝わってきます。
最後の攻撃は、二人の状況を変化させるものになるのでしょうか? 次話が分岐点になるのかな? 二人を見守る(シェリーを見守る?)アリスの心境もわかるような気がします。
作者からの返信
ヴァイスは、シェリーに自分を重ねている部分がありました。
生まれ持った力の強さ、それにより感じる孤独、シエルを大切に思う気持ち…シエルを挟んで、二人は鏡合わせのようでもあります。
しかしこの戦いの中で、ヴァイスはシェリーの中にシエルだけではない他者の存在を感じ取りました。
自身の知るシェリーとの大きな解離にヴァイスは動揺を隠せず、嫉妬心のようなものを覚えています。
今までのシェリーならば『ヴァイスのことが理解できない』で思考を止めていたのですが、一年生での文化祭を経ての心境の変化や、ヴァイスの『友達』の存在もあってこうして対話を試みています。
反対に他者の感情を『解らない』ことが多いヴァイスですが、『解らない』のではなく『解りたくないし』『知りたくない』『知ろうとも思わない』という方が近いのかもしれません…
最後の爆発で、シェリーは強引に流れを変えるつもりのようです。
彼女には何か考えがあるようですが…見守るアリスは心労が凄そうですね汗
そろそろ佳境となってきましたヴァイスとの戦い、もう少しだけお付き合い頂けましたら嬉しいです。
改めましていつも温かいお言葉をお掛け下さり、誠にありがとうございます!
シェリーはヴァイスが憧れても手に入れられなかったものをすべて、手にしてしまったんですね・・・。不器用な父親も、一緒に笑えあえる友人たちも。
作者からの返信
こんばんは、綾森れん様。
拙作をお読み頂きありがとうございます。
また、中々御作品をお伺いに行けず誠に申し訳ありません。
御作品の『精霊王の末裔』の続きも勿論ですが、小、中校と海外の児童文学を読み漁っていたので児童文学が本当に大好きで…『オバケの謎解きスタンプラリー』の拝読を本当に楽しみにしております…!
幸せな環境で育ってきたのかと言われますと…なシェリーではありますが、シエルの存在に加えてシェリー自身の性格や考え方が、彼女を取り巻く現在の環境を作っているのだと思います。
『ホムンクルスとして生まれたから、ヴァイスは悪の道を進んだ』という訳ではなく、彼が変わる切っ掛けというものは恐らく今までにも何度かあって、それに知らぬ振り、気付かぬ振りをしてきた結果がヴァイスとシェリーの在り方の違いとして大きく反映しているのかな、と。
そこまで表には出していませんが、大事な友人の妹を慈しみたいという気持ちと自分が持っていないものを手に入れたシェリーが憎たらしいという気持ちがせめぎあっているのだろうと思います。重い…←