応援コメント

『アリス』の断片4 不思議の国に どうぞおやすみ、⑧」への応援コメント

  • リヒトがあまりに聖人、と思っていたら娘のアリスも本当に優しい子。
    だけどシャンも、一見冷たいように見えるけれど、心の奥底はあたたかい人ですね。
    アリスの両親が素晴らしい人たちだと分かって、さらに泣きそうです。

    作者からの返信

    こんばんは、綾森れん様。
    お返事が大変遅くなってしまい、誠に申し訳ありません。
    また、嬉しいお言葉の数々に私も涙が出そうです…!
    本当にありがとうございます…!

    そして愛情表現が解り難いシャンを、そう言って頂けて嬉しいです。
    彼女のアリスに向ける愛とリヒトに向ける愛、その形や方向性は当然異なりますが、二人のことを『家族』として愛していることに変わりはありません。
    シャンのこの選択の善し悪しは当事者達にしか解らないことであり、むしろ正解は誰にも解らないことなのかもしれませんが…少なくとも本編のアリスを見る限り悪いことだけではなかったのかなと、そう願っております。

  • 悲しいですね、こうしてアリスの記憶は丸っと母親によって封じられたんですね…。シャンは…彼女自身がリヒトを失ってショックが大きくて、アリスを受け止めきれなかった部分もあるのでしょうね…。勿論、アリスに気付かれないよう見守ってはいたでしょうけど、アリスは思い出した時、どう思うのかな…と少し心配です。
    リヒトは最後までランジュを案じてくれて、本当にいい人ですね。だからシャンもランジュ、『ジスト・ランジュ』に居場所を与えた。こういう経緯があってジストが今の教職に就いているとは驚きました…! ここから教師になるための勉強を頑張ったのでしょう…、今では立派な、生徒を導く教師ですね(^^)! アリスのことも傍で見守っていてくれていて、嬉しく感じました。ジストにすれば自分のことも忘れているアリスを見るのは辛かった時もあるでしょうね…。

    作者からの返信

    こんにちは、保紫 奏杜様。
    拙作をお読み頂きありがとうございます!

    シャンは『母親』らしさ以上に『一人の女性』としての側面が強くなるよう、本編での描写を心掛けていました。
    この『アリス』の断片冒頭でもリヒトがさらっと話していましたが、シャンは出張なども多く、そのためアリスはどちらかと言えばお父さん子です。勿論シャンもアリスへの愛情がない訳ではありませんが、彼女の性格上あからさまに目に見えるようや形での愛し方ではなく、陰から見守ったり、手助けをするような形でした。

    正直私もアリスがこの記憶を思い出した時、シャンのことをどう思うのかについてはかなり悩んだのですが…個人的には『アリスならこうするだろう』という落とし所には持っていけたのかなと思っているので、今後の展開にどうぞ御期待頂けましたら嬉しいです。

    シャンが直々に連れてきた人物ということで、ジストは一部教師達からは不審がられていました。実際年齢も不自然に若かったので…
    しかしそれすら全てはね除けて現在の寮長の座まで昇り詰めたのは、彼の努力があってこそでした。
    逆にジストは寮長主任であるシューゲルからの信頼は厚く、彼はジストやシャンの事情を詳細には知りませんが『何かしらの目的があり、努力して教師となった』という点に関し、親近感のようなものを覚えています。

    記憶を喪ったとは言え、半年共に過ごしたことがあるのに初対面の相手に対するような対応を取られたら…想像だけでも辛いですよね。
    ジストは自分のことを覚えていないアリスの姿に寂しさと、同時に時々リヒトを思い出させるような言動や行動をとる彼女に懐かしさを抱いていたのかなと思います。
    過去編ではジストとアリスのことを『兄妹みたいだ』とリヒトが言っていましたが、リヒトの代わりにはなれないまでも、せめて兄代わりとしてアリスを見守っていたのかなと…

  •  お邪魔いたします。
     なんだか泣けてきますね。冷静なリヒトさんも、一瞬で状況を把握し最善の行動がとれるシャンさんも、アリスにとっては最高の両親じゃないですか!
     この辛い状況を体験していたんですねジスト先生は。きっと死ぬより辛かったんじゃないでしょうか?

     アリスの笑顔は、きっとこの状況を記憶したままでは無理だったんでしょうね。

     お仕事大変だと思いますが、作品はゆっくり取り組んでください。こちっは、もう忘れる事が出来ないアリスですから、間が空いても大丈夫ですよ!

    作者からの返信

    こんばんは、根 九里尾様。
    アリスをはじめとして、登場人物達を想って下さる素敵なコメントだけではなく、近況ノートをご覧下さり、温かな励ましのお言葉まで頂きまして誠にありがとうございます…!

    シャンは本編での『校長』としての彼女と、過去編での『母親』の姿を描くことができましたが、本編軸でのリヒトは既に亡くなった人物であり、生前の彼の登場シーンも学生時代とこの『アリス』の断片、そしてジストやシューゲル、ジルといった彼を知る人々の記憶の中でしかありませんでした。
    そんな彼の死を寂しく優しくも印象的に、またアリスや『ランジュ』の視点でシャンの悲しみを表現できるかが課題でもあったのですが、そうした試行錯誤が少しでもこの作品を良いものに出来ていたらなと思います。

    実はシャンは母親であると同時に『リヒトを愛する一人の女性』としての側面が強く、だからこそこういった選択になったという小話があります。リヒトの母親もそのような面があったので…因果なものです。
    リヒトとシャン。二人共親としての在り方は異なりますが、形はどうであれ『アリスを愛していること』には違いありません。

    本編では教師としてアリスやシェリー達を導く立場となったジストですが、この過去編の彼はまだ15、6歳なので、現在の彼に至るまでに様々な葛藤があったはずです。
    その度に、リヒトやシャンの言葉を噛み締めてここまで来たのだろうなと思います。
    シャンがくれた贖罪であり、居場所でもある『テラスト魔法学校の教師』という立ち位置は難しいものでありつつも、それでも優しいものであったのかなと思っております。

    リヒトの事件後直ぐのアリスならば後悔に苛まれ、父の死を受け入れることが出来なかったことと思います。
    『魔力と共にアリスの記憶を封じる』というシャンの行動の善悪は簡単に判断できるものではありませんが…この時のアリスにとっては、必要な時間だったのかもしれません。

    今年中の完結を目指しております『私とアリス』、週一回は必ず更新したいとは考えておりますので、根様の御都合のよろしい時に、拙作をお楽しみ頂けましたら幸いです。
    改めまして拙作をお読み頂き、また細やかなお心遣いをありがとうございます!

    編集済

  • 編集済

    待ってたであります(((o(*゚▽゚*)o)))ジストさんがアリスちゃんの記憶と魔力を封印したのでありますな( ¨̮ )あのシューゲル先生の授業で起きたあのセリフはお父さんを治すとこに繋がってたのかであります!!!Σ(゚ロ゚!(゚ペ?)???

    作者からの返信

    こんばんは、ユーディ様。
    近況ノート並びにこちらにもコメントを頂きまして、誠にありがとうございます。

    そうなんです。第6話のシューゲルの授業でのお話、あの時のアリスの様子はこの『アリス』の断片に繋がっていました。覚えていて下さり嬉しいです…!
    普段は爛漫としたアリスの過去に何かしら薄暗いものを感じさせる事件があったのだ、ということを臭わせるため、第6話という序盤も序盤に入れたお話ではあったのですが…まさかここまで回収が遅くなってしまうとは…汗

    そして次話で『アリス』の断片は完結となります。
    『アリス』から本編のアリスとなった切っ掛けであるこの物語、どうぞ最後までお楽しみ頂けましたら幸いです。