編集済
本編を読んでいて分かってはいたのですが、やはりシューゲルの悲恋となってしまいましたね。
でも、ともすれば「自分を救ってくれた人に、またも自分は捨てられた!」みたいなことなって、自暴自棄になる可能性もあったのでしょうが。
そうはならず、街におりてからも真っ当に生きたシューゲル先生はやはり立派ですね。
それだけディーナとの暮らしが、彼を正しく導いたと言うことでしょうか。
作者からの返信
こんにちは、濱丸様。
コメント頂きありがとうございます!
シューゲルは本編での偏屈な感じと言いますか、変わり者の印象は大事にしたいなと思い、そのため少年時代からもその片鱗が見える形として彼を描写していました。
何故ディーナがいなくなったのかを考えた時に、悲しさを切り換えて『彼女に相応しい男』になろうとする、ある意味で前向きな人物でもあります。
友人であり、時には母親のような、姉のような存在だったディーナですが、彼女の優しさやシューゲルへの接し方が、彼が道を違えず真っ直ぐに生きられた理由の一つではあるのかなと思います。
しかしこの時のシューゲルは、本編軸のように子供の姿を維持できる魔法を開発していません。
以降、そこに至るまでの出来事、ディーナとの再会のその後の話となります。
このシューゲルとディーナのお話は私自身とても思い入れのあるストーリーなので、少しでもお楽しみ頂けましたら幸いです。
編集済
うむ、ディーナ、シューゲルを助けたのは良い事ですが、何も言わずにいなくなるのは反則ですよ。
人前から蒸発するというのは、残った人々が訳もわからず探し続ける事になり、人生を棒に振らせてしまう行為になってしまいますからね…レアルと結ばれる未来もあったでしょうに…
作者からの返信
百年単位で顔を見せる友人(後に登場します)もいるディーナ、その辺りの価値観はやはり人ならざるものですよね。
彼女的にはよかれと思っての行動でしたが、人間の情の強さだったり執着心というものを少し甘く見ていました。
実際シューゲルは彼女を探すため、会うために、長い長い時を過ごしています。
レアルと結ばれたら、Mr.アダムスをシューゲルが継いでいた可能性が…それはそれでちょっと気になる未来ではあります…笑
編集済
前章の短くも美しい「魔法の深淵」のエピソードが強く印象に残っています
それ故に、成長しないディーナなどの気になる要素から、いつこのささやかな幸せに破綻が……と息を詰めて読みました
あれだけの目に合えば、家族とはそういうもの、となるだろう……シューゲルよ😭😭😭
魔力を持つことで人間でいられなくなったものの絶望的な孤独が行間からヒリヒリと沁みてくる
ディーナを忘れられるわけがない、彼にとって孤独を癒してくれた魂の片割れは彼女なんだもの😭😭😭💦
何て素晴らしい、キャラを越えて一人の人間の半生が描かれている‼️
輪廻さまのお作品の純文学的な深みが大好きです
あそことここがこんな風にメインストーリーに結びついていくのでは、というエンタメ妄想がまた楽しすぎる♡
読者の縦横無尽な暴走に耐える強靱な世界観を持っている本作、読み応えあって最高‼️
更新無理せず頑張って下さい、熱烈応援しておりまする(((o(*゚▽゚*)o)))
作者からの返信
こんばんは、みかぼし様。
いつもお声がけ頂き、ありがとうございます!
「魔法の深淵」のエピソードにご注目頂き、ありがとうございます…!
本編でも度々登場する言葉ではありましたが、実際どういうものかについての説明は詳しくしていませんでした。
ですのでディーナがここで口にした内容が、『深淵とはどういうものか』について初めて語られた場面でもあり、割と大事な話でもありました。
触れて頂けましたこと、とても嬉しいです…!
子供の頃より、現在のシューゲルの片鱗が見え隠れしていますね。
生まれ故か、ちょっと淡白と言いますか、どこか達観している所があります。
そんな彼からしてみれば、レアルの家族の在り方はかなり驚いたことと思います。
ディーナとの出会い、共に過ごした時間も、シューゲルにとっては鮮烈なものでした。
『孤独を癒してくれた魂の片割れ』…美しい表現に感動です…!
たとえこの先どんなに素敵な女性に出会おうとも、シューゲルはディーナのことを忘れられないんだろうなと思います。
シューゲルにとってディーナの存在はそれ程までに大きく、彼に与えた影響も小さいものではありませんでした。
みかぼし様の素敵な表現をお借りしますと、彼は半身を喪ったままそれを追い求め、この先長い時をもがきながらも生きていくことになります。ただディーナとの再会を待ちわびて。
本編軸では一足先に登場したシーンでもありますが、この「追憶の欠片3」を通して、二人のあの再会に更に深みを与えることができればなと思います。
一人の人間の半生、まさにこのストーリーのメインでもありました。
シューゲルとディーナの出会いから別れ、そして本編へと至る中で時代の流れを彼の視点で感じて頂ければなという思いがあったので、こうして拾い上げて頂けたこと、嬉しく思います…!
Mr.アダムスを絡めたのは、本編でもアリス達の良き隣人的ポジションにいる彼を、また違った形で登場させたかったという気持ちがありました。
さすがにおネエさんは出せなかったので、一家総出での出演になりましたが…実はあの男二人で飲みに行ったシーン、レアル父の人柄が良い感じに書けたなと、結構気に入っています笑
シューゲルとディーナの出会いがなければ、成り立たなかったレアルとの縁。しかしワンチャン、シューゲルがMr.アダムスを継いでいた可能性があったかもしれないことを想像すると、少し面白いものがあります。
シューゲルと本編軸アダムス、見てみたいツーショットです…
純文学的な深み…!
過分なまでのお褒めのお言葉、恐縮です…ありがとうございます…!
心理描写が多いのはもう手癖や性癖だと思っているので、このままねちっこさを貫いていこうかと…いずれ手癖も性癖も持ち味に変わるはずと信じて…!←
様々な関係性や設定が大分渋滞している拙作ではありますが、キャラクターや物語を好きだと言って下さるみかぼし様に、本当に励ましを頂いております。
いつも温かなお気遣いと応援を頂戴しまして、誠にありがとうございます!
シューゲル少年のその後……( *´艸`)!
うわわ~ディーナ、見ちゃったんですね? シューゲルが森の中で女の子を助けるの。それでもって、色んな苦労話なんかを楽しそうに(きっとディーナからはそう見えていたのかも?)話す様子を。自分が消えることで、シューゲルが街に下りることを願ったんだろうなぁと思うと、胸が張り裂けそうです。寂しくて哀しいのに、シューゲル少年の未来を想って伝えられなかったんですよね……。一緒に居て欲しいって。
ハッ(;゚Д゚) 妄想まみれに想像しちゃってすみません💦 いやもう、この二人大好きなんで萌えが滾ってしまって……!
ディーナにいなくなられたシューゲル少年の寂しさとか辛さにも、胸が痛かったです。街へ降りて、ディーナに相応しくなろうって決意するシューゲル少年、いい子や……。
以前助けた彼女が助けてくれて良かったです。まさかMr.アダムスのお店のお嬢さんだとはビックリでした!
うぅー好きになった男が別の誰かを見ているのを傍で感じるの、つらいですよね……。レアルの気持ちも痛い。彼女のお父さんの娘を思う親心にも、ぐっときました。しかもシューゲルにも理解ある……! よくできた御仁です! さすがMr.アダムス! レアルも強い娘さんですね。それに、賢さを感じます。きっと幸せになったのだと思います(^^)
作者からの返信
こんばんは、保紫 奏杜様。
とても素敵なコメントを、誠にありがとうございます!
そう言って頂けて嬉しいです…!
実は、ディーナはシューゲルとレアルが一緒にいる所は見てはいないんです。
魔法により近い存在である彼女は、シューゲル以外の魔力が彼の近くにいたことに気付いていました。
更には言ったことを曲げるタイプではない彼が肉ではなく、魚を捕まえてきたことで何か不測の事態が起こったのだということを察知したのですが、シューゲルがその話を口にしないことと彼の様子から、女性の影を感じ取りました。
…何だか浮気調査のようですね汗
シューゲルの目にはディーナしか見えていなかったのですが、種族の違いをひしひしと感じているディーナは、シューゲルと人間の女性であるレアルが共にいる姿を想像して「シューゲルには異種族である自分よりも、レアルの方が相応しいのでは」と思ったのかなと…ディーナなりにシューゲルの幸せを考えてのことでもありますが、このままシューゲルとずっと一緒にいたい気持ちも、確実にあったと思います。
二人のことをたくさん想像して頂けて感激です…!
私自身お気に入りの二人を、こんなに想って下さりありがとうございます!
Mr.アダムスは本編軸でもアリス達と関わりがあったので、過去から現在への時の流れも感じて頂ければ嬉しいなと思い、登場させました。
「追憶の欠片3」はテラスト魔法学校もまだ出来ていない時代という設定なので、シューゲル視点で歴史の変化と言いますか、そういうものを描いていければなと…ここでシューゲルの長命設定が活きるとは、正直連載当初は思ってもいませんでした←
シューゲルとディーナの出会いがあったからこそのレアルとの縁なので、シューゲルとレアルが結ばれることはないのですが、本編軸のアダムスとシューゲルの間に何かしらの縁があったのかもしれないなと想像すると、ちょっと面白いものがありますね…笑
レアルからしてみれば、怪我をして困っている所を助けてくれた相手が偶々自分と同じ魔力持ちであり、苦労話も分かち合えて、且つ顔も良いときたら運命的なものを感じてしまうよなと…なのに相手は己のことなど眼中にもない、キツいですよね。
娘の気持ち、シューゲルの視線の先、傍らで見ていたレアルの両親も複雑だったのだろうなと思います。
レアルの父、ちょっとだけ本編軸のアダムスらしさを出しました。
ちなみになのですが、本編軸アダムスとこのお父さん、少し顔が似ている設定だったりします笑
アダムス一家に温かいお言葉を掛けて下さるだけではなく、レアルの幸せも思って頂けるなんて…感動です…!
次の③でこの「追憶の欠片3」は完結となるのですが、シューゲルがどのような人生を送っていくのかと合わせまして、本編軸の舞台設定へと近付いていきます時の流れもお楽しみ頂けましたら幸いです。
改めまして、たくさんのお褒めのお言葉を頂戴し、本当にありがとうございます!
おおであります(#^.^#)ここでアダムスさんとあったのでありますなー(#^.^#)しかも、すごいお優しい家族でありますなー(#^.^#)
作者からの返信
こんにちは、ユーディ様。
いつもコメント頂きましてありがとうございます!
シューゲルが今いるこの街は、学園都市テラストの前衛です。
Mr.アダムスはアリス達にも関わりがあったので、本編軸との時間の流れを感じて頂きたいなと思い、アダムス一家を登場させました。
『Mr.アダムス』…実は結構な老舗です。
アダムス一家を優しいと言って下さり、ありがとうございます!
シューゲルの真面目な人柄もありましたが、彼等は本当に良い人達です。
シューゲルがディーナに出会わなければ決してなかっただろう縁ではありますが、お菓子屋で働くシューゲルも有り得た可能性を考えると、ちょっと面白くなってきます…笑
見ていたのでしょうね。それが彼女にとっての負い目に拍車をかけてしまった。どちらにしても何かしらの意思は伝えて欲しかったですね。
作者からの返信
寿命の異なる自分ではなく同じ人間の女性と結ばれるべきと思ったウィンディーネ、何も言わずに去った方がお互いの傷も浅いと思ったのか…しかしそれは反対にシューゲルの彼女への想いを掻き立てる結果となってしまいました。
ウィンディーネのそういった感覚は、やはり人ならざる者なのだと思います。
そしてここからウィンディーネを探し求めて、シューゲルの長い長い人生が始まることとなります。