筋肉たちのお喋り

星之瞳

第1話もーいやだ!!!

脳「おーい、筋肉たち元気か~?返事しろ」

首の筋肉「もーきつい。前に引っ張られて。なんであんたが入ってる頭ってこんなに重いの!」

肩の筋肉「こっちだって同じ方向で固定されているから凝ってるよ。首を支えてるの私たち!」

目の筋肉「ずっとスマホの画面見てるから、同じ距離で固まってしまう。マジきついです」

背中の筋肉「なんでこんなに姿勢が悪いの、片側だけ突っ張ってぐにゃぐにゃ!」

腰の筋肉「背中と同じく、片側だけきついです!」

足の筋肉「あまりにも歩かないから、血流が悪くなっています」

腕の筋肉「片手はスマホで固定。もう一方は何か持ったりおろしたり。固定されている方がりそうです!」

指の筋肉「タップの連続で痛いんですが。画面を上げるのも勘弁してほしい」

え~宿主が何をしているかと言うと、ソファーに寝転んでずっとスマホを見てるんです。姿勢は悪いし、片側だけ突っ張っているので筋肉が緊張して固くなっています。

首の筋肉「近頃歩く時も、顎が前に出てひっぱられるし」

肩の筋肉「そうよね、それを支えるの私よ。いつも緊張していて緩む時がない」

背中の筋肉「そうそう、体傾いてるし、猫背だから変に引っ張られるの」

腰の筋肉「それを調整しようとして反対側に力入れるんだけど、追いつかない」

足の筋肉「ペタペタ歩くから、伸び縮み出来なくて血を心臓に戻せません!」

皆で「脳は体に命令出してるんでしょう。何とかならないの!このままだと切れるかもよ!」

脳「解っているんだがな、言っても聞かない。欲望に負けてしまうし、楽したがる。打つ手なし」


なんてことを筋肉たちが話していたらどうします。面白い?実際姿勢が悪いと内臓にも影響が出るそうですから軽視できませんよ。

正しい姿勢で歩いたり、時々は肩を回したり首の曲げ伸ばしや背伸びなどで体の筋肉を緩めてあげてください。筋肉たちの悲鳴を無視しないでくださいね。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

筋肉たちのお喋り 星之瞳 @tan1kuchan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ