ⅩⅢ女神様は思い出す


クラウディアが移動した所は寝室だった。

クラウディアはあくびをしながらキングサイズのベットに横たわり目を閉じた。


やっぱりベットは最高だわ。

魔界、ね―

懐かしいわね、昔魔界で出会った不思議な男の子が居た気がするわ。

悪魔や天使には角が生えてないのになぜか人間が作った小説の世界で出てくるような確か『ドラゴン』って言ったかしら?

『ドラゴン』みたいな立派な角を持った子が居たわね。

でも全身ボロボロで助けてあげたけど...

それ以上覚えてないのよね。

いや、覚えていると言えば珍しい漆黒色の長い膝ぐらいまで伸びた長い髪を持っていたわね、しかも瞳は血の様な真っ赤な紅色。

顔は...もう忘れたわね。

私と同じくらいの見た目だったはずだけど...

角が生えた悪魔なんていたかしら?

ふぁあぁ...眠いわ...


クラウディアはいつの間にか夢の中に引きづりこまれていった。

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