Ⅳ女神様は昔の友人と再会する
クラウディアは王子を殴りながら内心焦った。
なにこの王子?
耐久力なさすぎじゃない?
これはサンドバックではないわ、ただの布切れよ。
王子ってちゃんと運動しているの?
これバリバリ温室育ちってくらいに弱いんだけど?
クラウディアがもう一発王子を殴ろうとしたとき―
クラウディアの手を握り止める人物が居た。
「おい、やりすぎだぞ。」
そういった人物はクラウディアと同じ色をした銀髪、そしてオレンジ色の瞳。
顔は恐ろしいほど整っていた。
クラウディアの様な神聖な服を纏っておりクラウディア以外は皆天使と見間違えたほどに綺麗だった。
せっかく人が楽しんでいるところを...
だけどこういう人物だもんね、ペリアロス・キラ・ケレイ・クリラ・ミライシレイは。
本当は殺したいけど私より強いのよね、まあ一応コイツも神だし。
最後にあったのはいつぶりかしら?
5000年前くらい前だったような?
全く昔路変わってないわね。
クラウディアは舌打ちしペリアロスを見た。
そして直後ペリアロスに膝蹴りを入れた。
「うわ、ひどいな。久しぶりの友人と再会した時の挨拶がこれかよ?」
ペリアロスは蹴られているのに愉快そうに笑う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます