第4話現役東大理三の家庭教師
「で所長、どのこたちが東大受験するの」
「あ、そうだね。紹介するね。」
と言ってキメ子の前に5人の少年達が現れた。
「じゃ、みんな一人ずつキメちゃんに元気よく挨拶して。右側から行こうかな」
所長の指示を受け右にいた少年が挨拶した。
「翠嵐鷹男です」小声で言った。
「茜桜煌太です。よろしくお願いします。」とうつむいたままである
「十文字ルカ」前をみたまま微動だにしない。
「琥珀紫閃です」と優しそうな笑みを浮かべた。
「紫苑夕霧」とい言った。
この少年達とこれから東大受験に向かってキメ子と切磋琢磨していくことになる。
翠嵐鷹尾(すいらんたかお)について・・・
18年前の12月24日、彼は誰時だった。
施設にある大きな樅ノ木の下で発見される。そして、一通の手
紙があった。
”この男名は、翠嵐鷹尾なり。大事の育てよ”と記されていた。
茜桜煌太(あかねさくらこうた)について・・・
18年前の12月24日、払暁時だった。
施設のある大きな樅ノ木の下で発見される。そして、一通の手
紙があった。
”この男名は、茜桜煌太なり。大事に育てよ”と記されていた。
十文字ルカ(じゅうもんじるか)について・・・
18年前の12月24日、黄昏時だった。
施設のある大きな樅ノ木の下で発見される。そして、一通の手
紙があった。
”この男名は、十文字ルカなり。大事に育てよ”と記されてい
た。
琥珀紫閃(こはくしせん)について・・・
18年前の12月24日、宵の時だった。
施設のある大きな樅ノ木の下で発見される。そして、一通の手
紙があった。
”この男名は、琥珀紫閃なり。大事に育てよ”と記されていた。
紫苑夕霧(しおんゆうぎり)について・・・
18年前の12月24日、逢魔が時だった。
施設のある大きな樅ノ木の下で発見される。そして、一通の手
紙があった。
”この男名は、紫苑夕霧なり。大事に育てよ”と記されていた。
5人の赤子たちは、時刻は違うが共に12月24日、ニコニハッピー施設の樅ノ木の下で見つかった。
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