第2話

「電話BOXどこにあったけな?」

 俺は、記憶を頼りに探しにでるのだった。

 電話BOXは、駅の外で見つかった。

 家を出たのが遅かったため、辺りはすっかり暗くなっていた。

 電話BOXに入って、ドアを締める。

 圏外のスマホを取り出して、電話番号を確認しながら、彼女の番号にかけた。

「もしもし」

「た、」

「た?」

「助けて」

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