21gの恋が愛に変わるまで
平川彩香
夢の始まり
いくら静かにしてと叫んでも、誰かの名前を叫ぼうとも、爆発音のような音は止まない。いつか終わりが来ればいいのにと、いつも思っていた。
その終わりが来ることに、今は恐怖さえ感じる。私はいったい誰で、何のために生きているのだろう…いつ、終わりが来るのだろう。
この夢は永遠だ。いつまで経っても終わらない。だってもう、私はあの人を―――……
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