2.贈り物

 目を覚ますと、僕は小汚い民家のベッドで横になっていた。

 ベッドの横に小窓があり、そこに反射する僕の見た目は、前世では目立つようなものだった。

 まつ毛までオレンジ色だ。

 目はエルザーの髪色ような綺麗な透き通った翡翠色。我ながらこの美しさには見蕩れてしまう。ナルシストの気持ちが分かってきた。美人女優とかもきっと心の中では自画自賛していたに違いない。……いや、生まれた時からと考えると、それはどうなのだろう。そんなに幸せでもないのかもしれない。

 しかし、なんだか薄汚れているな。

 服はその薄汚れた布一枚を巻かれているだけ。

 顔には所々切り傷がある。痛みは無い。

 そして二つ、疑問に思ったことがある。

 今の僕には天使らしい特徴が無かった。

 羽が無い。輪っかも。

 エルザーにも天使の輪っかみたいなのは無かったから、おそらくあれは前世の人間の天使に対する妄想というか、脚色なのだろう。

 ちなみに羽は自分から出すことも出来ない。踏ん張っても特にそういう感覚は無い。

 そして二つ目、エルザーが居なかった。またミスでもしたのだろうという考えが真っ先に浮かんだ。もうエルザーはドジっ子キャラなのかな。

「おお、起きたか!」

 ベッドの対角線上にあるガタガタと今にも外れそうなドアが開いた。

 そして尋ねてきたのは、80代くらいのおばあさんだった。顔のシワで判断した。実年齢なんて詮索しなくていい。しかし驚くほど背筋が真っ直ぐなのが少しだけ不気味だ。

 髪色も白ではなく金髪っぽく、目の色も青い。若い頃は大層美人だったんだろうなぁと思える。

「……あの、僕は?」

「あんた、どこの子だ?家出するならもう少しマシな格好しなきゃねぇ」

 荒々しい口調だ。顔に似合わず。

 おばあさんっぽくはない、おじさん味のある口調。

 ベッドの横にある椅子に腰掛けて、おばあさんはコップに入った水を差し出してくれた。

「僕、どこかで倒れていたんですか?」

「ああ、そうさ。素っ裸で森の奥から投げられるように飛んできたのが見えたと思ったら、あたしの薪小屋に突っ込んできたんだ。そんでいつの間にか布をまとっててなぁ。そりゃあ驚いた。しかし迷惑な客人だよ、まったく」

 気の所為かもしれないが、なんだか嬉しそうな顔をしているように見えた気がした。

 おばあさんのパサパサの髪からは、生気の欠片も感じられない。

「死にそうに見えるのか?」

 心底驚いた。きっと今の僕の顔は彼女の目に滑稽に映っているに違いない。

 僕の考えていることは、おばあさんにはお見通しのようだ。なんとも恐ろしい。

「僕はまだこの世界のことを知りませんし、初めて会ったのがあなただったので、その、下手なことは言えません。ただ、僕を部屋に連れ込んで寝かせてくれたことのお礼くらいはさせてください。それくらいの礼儀は知っているつもりです」

「あはは。何をそんな幼い体で言うんだ?あんたは大人に甘えなきゃいけないようなお年頃さね」

 笑うと素敵な方だ。

 笑顔が素敵な人は、いつだって信用出来る。

「でも、そうだな。薪小屋の片付けくらいはして欲しいさね」


 僕は家を出て薪小屋へと向かう途中で、周りの景色をじっくりと観察した。

 ベッドの窓から見えていた暗い森。

 外へ出てもその暗さに変わりは無く、風でざわめく木々が不気味で仕方なかった。内蔵を羽毛で無駄に優しく撫でられるような、そんな気持ちの悪い感覚を覚えた。

 靴は履いていない。裸足で歩く砂利道には慣れない。

 僕はどうすればいいのか。

 しかし現状を把握する前にやりたいことがあった。

 ある程度おばあさんの家から離れた所で、僕は自分の力を確認した。

 暗い暗い木々のその中の太くしっかりした一本に向かって、とりあえず本気で拳を突いてみた。

 しかし予想に反して、木はビクともしなかった。しかし僕への痛みも一切無い。

 エルザーが言っていたように、神の加護を受けているからか、何をしても皮膚に傷は入らなかった。

 もしくはこの木が異常なまでに強いのか。まだまだ分からないことだらけだ。

 次に魔法を試した。

 しかしそもそも魔力的な感覚というのも無かったので、魔法の使い方なんかも分からずにそれっぽい身振り手振りをしただけで、これまた滑稽に終わった。

 異世界転生とはこういうものなのだろうか。なんというか、拍子抜けしてしまった。

 落胆したまま、薪小屋に着いた。

 そういえばなんで傷が入らない皮膚を持ってるのに、顔には切り傷があるのだろう。物語であればこれが複線だったりしそうだが、生憎あいにく僕にはそう楽しんでいられるほど余裕な精神を持ち合わせていない。

 そもそも転生って赤子からスタートというわけじゃないのだろうか。天使だから?

 分からない。

 何も分からない。

 まさか僕は本当にどこかの家から家出をしたのだろうか。

 記憶を無くしているだけなのではないだろうか。

 悶々もんもんと考えながら薪小屋の散らばった薪を綺麗に戻して、大雑把な掃除を適当に済ませた。

 空は快晴。

 しかしなんとも不気味な感じがした。

 まるでこれから災害が起こると言わんばかりの、そんなうるさい太陽の光。そして冷たい風。

 災害……あ。

「……天地創造って、どうやって使うんだろ」

 魔法の使い方も分からないんじゃ、天地創造の術とやらの使い方もピンとこない。口に出してみるか。

「天地創造!」

 僕は両の手のひらを前に突き出し、叫んでみた。

 ……静寂だった。そのすぐ後に吹いた風の音が、僕を嘲笑しているようにも聞こえた。なんとも恥ずかしい。

「どうしたもんかなぁ」

「今……あんたなんて言った?」

「……え?」

 いつの間にか薪小屋に来ていたさっきのおばあさんが、ただでさえ悪かった顔色をさらに悪くして、そう僕に問う。なんというか、泣きそうな顔のようにも見える。

「な、何かまずいことでも……言いました?」

 僕は質問を質問で返した。

 おばあさんは何も言わずに僕に近付いてきた。

 そして、僕を優しく抱いた。

 一瞬殺されるかとも思ったが、殺意は全く無かったので受け入れた。

「そうか……そうか……来てくださったのかい……!」

 僕を抱いたまま、突然そんなことを言い出した。

 何が何だか分からない。

「あの、薪は片付けましたけど、そんな感謝されるようなことでしたか?」

「……あんた、天使様だろ?」

「え……」

 早すぎる。

 もう少し正体を隠して、実は天使でした!ってやつをやりたかったんだけど、どうも上手いこといかない。

 試しにとぼけてみる。

「あの、僕にはさっぱりなんですけどね。勘違いとかなんじゃないですか?」

「まずはこの世界の歴史から話さなきゃならんねぇ」

 どうしてこう、年寄りは自分勝手な人ばかりなのだろう。まあ、世の中の人のほとんどは自分より年下だからとかそういう感じなのかな。難しい。

 まあでも、歴史について話してくれるのはありがたい。この世界のことを知れるかもしれない。

 早足で家に戻って、おばあさんお手製のシチューを食べながら、おばあさんの話すこの世界の歴史の聞いた。


『堕天使と悪魔と戦争』

 かつてこの世界には無数の悪魔が蔓延っていた。

 悪魔は種族を問わずに無差別に残酷に襲う魔物として全種族と対立していた。

 そんな世の中が100年と続いたある時、世界全体は突如眩い光に包まれた。そして暗く深い悪魔の住む土地に堕天使が舞い降りたのである。

 堕天使は悪魔の土地を一瞬にして荒野に変えた。

 それと同時に悪魔も皆絶命し、世界に平和が訪れた。

 しかし堕天使は涙しながら我々他種族達に警告した。

「これは神により命じられた救いです。これより4000年の間は悪魔も出現しません。しかし4000年後、再び悪魔達は生まれ始めます。そして私のような天使族も降臨します。その間決してあなた達が争わなければ、天使はあなた達に救いの手が降りることでしょう」

 この言葉を胸に、他種族の民は一致団結し、平和を約束した。

 しかし平和は長く続かなかった。

 堕天使降臨から700年後の事。

 獣人族、オーク族、人間族の王族が領土問題で対立し始め、戦争も度々起こるようになった。

 4000年経った今でもその戦争は続き、そして悪魔も復活してしまいました。

 天使は現れず、日毎に様々な国が悪魔族に蹂躙じゅうりんされている。


「……重い話ですね」

 おとぎ話のようだ。

「この、ラース王国もいずれ悪魔達の手によって滅んでしまうだろうね」

「んで、天地創造って言葉にピンと来てたみたいですけど、それはなんでですか?」

 シチューが美味い。

「過去に堕天使様は天地創造と口にした瞬間、悪魔を一掃したと言い伝えられているんだ」

 なるほど。

 その堕天使はエルザーなのだろうか。

 4000年経ってから僕が今ここに転生したという説も無きにしもあらず。

 まあ、分からないことはけばいい。

「その堕天使の名前って分かります?」

「エントロピーという名を名乗っていたそうだ」

 じゃあエルザーではないか。

 結局僕の手がかりは無しと。

「今その堕天使はこの世界には居ないんですか?」

「当たり前だ。堕天使様はすぐに去っていったそうだからな」

 歴史が一切湾曲せず4000年の時を超えて現在まで伝えられているとは考えにくい。歴史とはそういうものだ。前世じゃ織田信長は存在しなかったんじゃないかとか言われてたんだ。

 とはいえ、真偽を確かめる方法も今の僕には無い。とりあえず情報として記憶しておけばいいか。

「そういえばなんで僕のことが天使だって分かったんです?」

「天使様の魔力の器を見れば分かるもんなんだ。あたしはこう見えても魔法使いでね。それなりに活躍してきた名のある奴なんだよ」

 凄い人なのかな。それはまた追々調べるとしようかな。

「魔法ってどうやって使うんですか?」

「……あんたは今魔法を使うのに必要なの欠片も無い。だから魔法は使えない。そして魔法を手に入れるのも厳しいだろうな」

「そんな……」

 あーあ。異世界でスローライフを送るつもりだったのに、こんなにも大きな壁に当たるとは。転生の時何か手違いでも起きたのだろうか。

「でもまあ、あたしがあんたに基礎魔力を与えれば自ずと付加魔力も吸い付いてくるだろうね」

「その、ってなんですか?」

「魔力を使うには基礎的な魔力循環の基盤、つまり土台が必要なんだ。それが無いと色んなものから魔力を吸収したり放出したりできないのさ」

 つまり、電源みたいなものか。……バッテリーか?

「どうやったら手に入れられるんですか?」

「方法は二つ。一つは親からのだ。基盤は遺伝する。二つ目はことで手に入る。あたしはこれで手に入れた。魔力基盤を持つ生き物が死ぬと、基盤は宿主を失うことになる。つまりことで手に入れられる」

「じゃあ僕が手に入れるには二つ目の方法しかないんですね」

「ああ。そこで提案なんだがな」

「はい」

「あたしの基盤を継いでくれんかな」

「……へ?」

「あたしは悪魔の呪いを受けていてな。不死、老化、そしてこの〔永遠の森〕から出られない体にさせられたんだ」

 ここは〔永遠の森〕という場所なのか。

 いや、それよりとはどういうことだ?

「死ねずに困ってたんだが、しかし天使様がここに舞い降りた」

「舞い降りたというか……ですけど」

 落ちてきた……が正しい気はする。

「あはは!そりゃそうだな!」

 なんとまあ快活に……。

「とにかく、天使様には神の加護が纏っている。その薄汚れた布切れがそうだ。でも目に見えるということは、もう使い物にはならないだろうがね。相当な目に遭ったのか知らんが」

 これ加護だったんだ。

 ますます僕に何があったのか気になってきた。

「これ、おばあさんのじゃなかったんですね」

「そりゃそうさ。あたしにこんな上等な加護は使えない。しかしこの加護の残り火みたいなものがあたしの呪いを消しちまったのさ。不死の呪いがね」

 おばあさんは、とびきりの笑顔でそう言った。


 その後は軽く談笑したりおばあさんの武勇伝だったりを夜通し聞いていた。

 歴史の堕天使についてだったり細かい出来事についても気になるが、おばあさんも疲れているようだったし、今日はもうさっさと寝た方が良さそうだ。

「そういえばおばあさんのお名前は?」

「ケイズとでも呼んでください。天使様。もうあたしに悔いは無いですよ」

「いきなり敬語って、散々話した仲なのに。もういいですよ。あ、僕はコーハっていいます」

 コウハタだと異世界っぽくない気がして、あえてそれっぽい名を名乗ることにした。

 それにしても自己紹介をするタイミングが遅れすぎた。

 ──ケイズさんか。

 僕、この人とは気が合いそうだ。もっと早く出逢っていたかった。

 彼女はもうあと僅かの命。

「それじゃあおやすみコーハ様」

「はい。ケイズさんも」


 次の日、ケイズさんが眠りから覚めることは無かった。

 そして、ケイズさんの遺体から大量の何かを貰ったのだった。

 おそらくこれが基礎魔力なのだろう。

 ケイズさんはベッドの横にある椅子に遺書を残していた。


 コーハ様

 私は死期を前に貴方様と出逢えたことを運命的、幸福に感じております。

 私は過去200年間このラース王国の大魔道士として生きて参りました。実年齢の詮索はご遠慮願います。乙女でございますから。

 コーハ様の正体を知ってもなお失礼な口調を続けていたのは、昔から性格の悪い私の悪あがきとでも言っておきましょう。その件について深くお詫びを申し上げます。どうか勝手ながらお許し願いたく思います。

 閑話休題、前述しました通り、私はこの世界でも指折りの大魔道士でございました。

 しかしコーハ様からは一切の魔力を感じることができませんでした。理由は私にも分かりませんが、しかし器は違います。私のような大魔道士にも引けを取らぬほどの素質を持っております。どうか私の遺体から基礎魔力を受け継いでくださいませ。それさえ叶えば、私としては本望でございます。きっと世界を救えることでしょう。

 それとこれは忘れていただいて構わないのですが、王国には一人娘のレイランが苦労人をしております。細かいことは割愛しますが、気が向いたらあの子を救ってやってください。繰り返し申し訳上げますが、忘れていただいて構いません。ご迷惑をおかけすると思いますので。

 短い間ではございましたが、とても心休まる一時でした。

 これにて幕引きとさせていただきます。

 遺品等についてはお好きにしてください。

 カルバン・ケイズより


「丁寧な言葉遣い……」

 遺体はどこか悪い笑みを浮かべているように見えた。

 しかし、それに劣らず安心したようにも見えて、なんだか涙が少し溢れた。

 たった一日足らずの関係なのに、どうにも情が震える。

 そしてその後すぐに、家の扉から懐かしい気配がした。

「コウハタ様!コウハタ様!」

「……エルザー!?」

 ドアを開けると、昨日のケイズより青ざめた顔色で今にも謝りたくてたまらないというような表情をしていた。

「申し訳ございません!!わたくしのミスにより死んでしまっただけでなく、転生設定でもミスをしてしまいました!」

「ほんと、不安だったんだからね?」

「申し訳ございません!申し訳ございません!」

「あ、死なないでね?」

「はあぁ!なんという慈悲!」

 やっぱりエルザーは大袈裟で面白い人だ。

 ケイズさんが亡くなって悲しかったが、エルザーの明るさで少し気持ちが楽になった。

 なんにせよ僕には目標が出来た。

 ケイズさんの心残りである娘、レイランさんの事。

 悪魔族の殲滅。

 その前に力の使い方も覚えないと。

「あの、それでつかぬ事をお聞きしますが、その膨大な魔力はどうされたのですか?私、恐ろしくて身震いが止まらないのですが……」

 エルザーは失禁……している。

「この人から授かったんだ。大魔道士ケイズさん。彼女にはエルザーも感謝しなきゃね。魔力もくれて、僕の命の恩人だし」

「そ、そうなのですか!ありがとうございますケイズ様……安らかにお眠り下さい」


 その後はケイズさんの遺体を火葬し、簡易的ではあるが、〔永遠の森〕の果てにある〈無限晴天の草原〉に行き、そこに小さな石の墓を残した。ここを教えてくれたのはエルザーだった。

 その後遺品の記録から分かったことだが、ケイズさんは悪魔族による不死の呪い、老化の呪い、束縛の呪いによってこの森で独り、余生を過ごすことになったらしい。

 孤独による精神の摩耗には耐え難いものらしく、何度自死を考えたか知れないという日記の歪んだ文字には胸が締め付けられる思いだった。僕は彼女を救ったのだと思っていいのか少し悩んだが、彼女は死ぬことに大いに喜んだのだ。間違ったことはしていないはずなのだ。

 そして、娘のレイランからの手紙も沢山あった。内容は読まないようにはしたが、日付が新しいものだけは読んでしまった。

 しかし手紙には一言だけしか記されていなかった。


 ──私は幸せです。


「コーハ様、これからはまずどういたしますか?」

 いつの間にコーハ呼びを覚えたんだ。そういうのびっくりするからやめて。

「んー、まずは不安要素をこの世界から全部排除して、それからスローライフに過ごす──」

 その前に気になってたことも訊くか。

「──てか、なんで僕は転生に失敗したの?」

「あの、それがですね、私にも分からなくてですね、私が堕天使になったことが関係していたらしいのですが、今となっては分からないんです」

「そうなんだ」

 堕天使になったら天使の力に制限でもかかるのだろうか。

 まあ、その辺が分からないんじゃあ仕方ない。この件はひとまず置いておこう。

 まずは不安の種は絶やしておきたい。でも目立ちたくはない。……それは厳しい話か。

「話を戻すね。これからやることだけど、まず不安要素を排除する」

「不安要素と言いますと、悪魔族でしょうか」

「うん。あとはケイズさんの娘のことも。まあそれくらいが片付けば農業とかもできそうだし」

「それはどうでしょうか」

 エルザ―が何やら不安そうな表情をしている。

「え?」

「悪魔族を滅ぼしたとしてもこの世界には様々な問題が山積みです。領土問題、種族同士の差別、エルフの反乱に悪魔王の誕生。何をやっても結局国の安定化を前提にしなければ農業をするにしてもどこかで壁に当たるかと。安心して暮らすにはそれくらいは最低限整えないと厳しいです」

 マジか……。しばらくのんびりは出来なさそうだ。

「仕方ない、一つずつ潰していくか。じゃあまずはケイズさんの娘の件を──」

 と言おうとしたその時、勢いよくドアが開いた。

「母さん!!!」

「……え?」

 そこに居たのは、隻眼せきがん女の生首…………生首!?

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