第37話 我執名聞
正法眼蔵随聞記二の十六
「我執名聞」「我執を破って名聞を捨つる、第一の用心なり」
自分に執着し世間の評価を気にかけているのが「我執名聞」。自分への執着を破り世間の評価など振り捨ててしまうこと、それが第一に心を用いなければいけないことである。
今の世の中、自分に執着し世間の評価ばかり気にしている人間で溢れている。ネット上でも自分を見て!という人間で溢れ返っている。そして大勢に見られて評判になって喜んでいる。
実にどうにも幼稚というか無邪気なお馬鹿さんとしか言いようがない。
自分が生きる基準が世間の評価じゃ、どうしようもない。
人間は大宇宙の中の存在だ。自分というちっぽけな殻を振り捨て、大宇宙と一体となって生きなければ、生まれた甲斐がないでないか。
我執名聞を捨てよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます