どこまでも続いてる

群青色の空を見上げた

手を伸ばしてもとどかないのに

君はいつもそこに居て　当たり前の存在

それがいなくなったら

世界はどうなっちゃうんだろう

いなくなるわけがない？

そんなことわかってるよ

でも

空は僕らよりずっと前からいたよ

空はいつも僕らのことを見守ってるよ

だからこそいなくなったら

困るんだろうなあ

「おーい」

いつまでも続いてる

橙色の空を見上げた

「まだ帰らないの？」

「…うん」

いなくなったら辛いよね

こうやって落ち込んだときに、上を見ても君がいないなんて

そんなのイヤだよね

じゃあ、もしかして、そのためにここにいてくれてるの？

…そっか、君は喋ることができないんだもんね

大丈夫　伝わってるよ

きっと　きっとそうだよね

君はいつでもそばにいるもんね

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい