㊻ 夥しい本の山

恐ろしいほど本がある。本さえ手元にあれば勉強してる様な気になって安心してしまう。いやいや…開くこと無い本なんて持ってたって知識にはならないのに…そんなのは百も承知だ。でも…見つけると買わずにはいられない。

興味の赴くまま買ってしまった本は庭の本、建築の本、園芸の本からダイエットの本、薬膳酒の本、カレーの本、日本酒の本、本格的な趣味の本。茶道、香道、水彩画の書き方、消しゴムハンコの作り方、切り絵の本、中国語、韓国語、英語(信じられない量)ドイツ語、手話の本、語学が異常に好きなことが人目で解るこの領域。そして旅行の本。

果てはバイオリンの作り方、楽譜、料理の本、やりきれない何処へ持っていったら良いのかわからない探求への情熱の片鱗だ、その上CDだDVDだと壁を埋め尽くし、もはや好きは私を雁字搦めにしている。

この本を誰かに貸そうか、自由に見れる場所を作ろうか…

だけど知らない人は怖いから、会員制の女性専門にすればどうか…と画策する。ゆっくり読めるティールームも添えて…

元々資料にするために本は沢山購入した。物語を読むより作る方が好きな私が参考になる本を買い漁ったために資料になる本のほうが多くなった。図書館にも通った。これはかなりの思い切った終活をやらないと残ったものに迷惑がかかる。興味のない本なんて関係ない者からすれば何の得にもなりはしない。もはやガラクタ、廃品回収に出すのも面倒な世界。

それで一財産あったら良いな〜そんなことは、無いな。

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