㉗ 深みの構築
記憶をなくしたゴーストラーターの小説を書く。
すごいところに流されて記憶を失ってしまったら、そのまま元の世界には戻れなものだろうか…
記憶を無くしたゴーストライター…
ピアノが上手い、ギターも上手い、曲が浮かぶ。
事故で記憶を無くす。
身元不明
流れ着いた入江で助けられる。見つけた漁師の娘は音楽音痴、世間知らず。体育会系
こんな時のヒロインは何も知らない、感の鈍い方が使い勝手が良い。
「そんなに上手に曲作れるんならYouTubeに上げて見たら」
人気の覆面シンガーになる。
思いつきだ。
自分でやりたいけれど、楽器もプロ級に触れない。楽譜もかけない私には出来ないことばかり…
時々夢を見るように新しいプロットがダダダと頭に浮かぶ。
形にならないものだけけど、だんだんモノになる可能性を秘める。
詩や歌もたくさん浮かんだ。書きとめた。
遠い昔、カセットに吹き込んで自分のオリジナルアルバムを作った。
もう少し算数が得意だったらハモリをつけたり、きちんと構築したりして大きな作品になっただろうに…
と気がついたのは最近。気づくのが遅かった。ものを書くのは文系、計算は別物と思って苦手なものに背を向けて大きくなってしまった。
今ならもっと必要だったものや。勉强しなくちゃいけないことに最適解が出せるのに…
稲沢のいわゆる西尾張中央道と言われている県道65号線沿いに、数学教室だったか道場だったかの看板がかかっている家があって、こっちに引っ越してきた時に一度覗いて見ようかなと漠然と思った時期があった。
きっと自分の限界におぼろげに気がついて、何かを反省してたんだろうな…と思う。
数学的考え方や物事の捉え方を学んだら…
もっと面白いもの書けたかな…
はじめからタラレバばかりでつまらない話になって来たな…
専門書を読もう。調べよう。小説を書くには膨大な裾野がいる。書き上がるのはホンの一部。じゃないと真相に近付けない。
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