怪異の規模の設定が、大きすぎず、小さすぎず、いかにも「学校の怪談」にジャストフィットしている感じで、作り方がうまいなーと思いました。それにもまして、びょん幽霊と化したキャラたちの日本語の壊れ方が 笑。このセンス、そこらへんの先行作品を適当に真似して身につけられるものではないはずで、ホラーの狂った日本語感覚をよくつかんでいらっしゃいます。
悪魔たちがどうやら緩いチームを組んで動いているようで、めいめいの絵になるキャラ作りといい、なんとなく「まどマギ」と「ブギーポップ」を連想しました。一話一話の時間間隔がかなり空いている、この連作短編としての作りもおもしろいですが、もっと規模の大きな事件を中編以上にしたものも読んでみたいと思いました。もちろん、最後は視点人物の「どうしても思い出すことができなかった」で閉じるという形にして。
作者からの返信
お褒めに頂き恐縮でございます。
ホラー作品の執筆経験がかなり少なく、なんとかひねり出したホラー要素でした。それ故、壊れ方がワンパターンになってしまっている部分が反省点でございます。
このキャラクターたちはKAC用に作ったものだったのですけれど、想像以上に勝手に動いてくれるキャラになったのでこのシリーズは継続させようと考えております。
お楽しみいただけるよう、精一杯尽力させていただきます。
楽しくシリーズを読み進めさせて頂いております。
登場人物のネーミングが癖になりますね^^。
今後の展開も楽しみです。
作者からの返信
お読みいただきありがとうございます。
不気味かつ不思議な雰囲気を出したいと思った結果、このようなキャラクターたちが生まれました。こらからもお楽しみいただけるよう頑張ります