まめでんきゅう−ねこの〜楽しい楽しいクッキング!(絶望)
まめでんきゅう–ねこ
第1話 豆電球と魚が料理できるのか?(カルボご飯)
「皆さんお電気ですか〜?まめでんきゅう−ねこの時間ですよ〜」
「そんな定番化されているか?」
「デメニギスよ。この業界ではこんなふうにしてかないと、生き残れないよ。
まぁ深海魚にはわからないでしょうね!」
「すまんな深海魚で!!!!!!」
「あの、開始10秒で喧嘩するのやめてもらえません?」
「ごめん幽霊!だってよデメニギス!」
「俺??????」
「さて、今回は料理企画ですが、どうですか?意気込みは」
「そうだねぇ。今まで自主企画の説明ばっかしてきたけど、まさか企画の本筋に僕が選ばれるとは、夢にも思わなかったよ」
「嘘つけ。お前七夕の短冊に主役になりたいって書いてあっただろ」
「さぁ、とっとと料理作りましょう!僕こう見えても上手いんだよ」
「話を逸らすな。ってか、お前豆電球なのに作れるのか?」
「僕は知能を得た豆電球だよ。あと猫忘れないでね」
「そういや猫も混じってたんだこいつ。余計心配になってきた」
「あの、本題に入ってくださいよ。舞台裏で作者めっちゃキレてますよ」
「大丈夫。人間なんて雑魚だから返り討ちにできるよ」
「サラッと全人類敵に回すな?」
【サラッと】…調子に乗ること。
「ボロ負けしてきました」
「負けたの⁉︎」
「胸ぐらを掴まれて、強烈なパンチを食らってよろけた」
「歌詞になってるの偶然?」
「ってかまずまめでんきゅう−ねこさんに胸ぐらとかあるんですか?」
「…………………
さぁ料理しよう!」
「おい話逸らすなよ!」
「本日の料理は、カップ麺です」
「は?」
「え?カップ麺だよ?」
「は?カップ麺を作るとか幼稚園児でもできるわ」
「幼稚園児舐めないで?」
「舐めてはないだろ」
「いやでも、カップ麺だってれっきとした料理だよ?20世紀の大発明バカにしないでね?」
「料理企画でカップ麺作るのは20世紀の大バカ者なんだよ」
「今21世紀…」
「マジレス言うな」
もう一度胸ぐら掴んで強烈なパンチ食らわせるぞ?
「「さーせんした」」
「えっと、本日の料理はカルボご飯です」
「カルボご飯ってなんですか〜!」
「主役が言うなそういうの」
「カルボご飯とは、カルボナーラとご飯の融合体みたいな料理です。
多分」
「お前解説役だよな?」
「やめようよそういうの」
「いや、幽霊も仕事してねぇから」
「え?何の話?僕今スプラトゥーンやってて、めっちゃ煽り行為されてるから言ったんだけど」
「作者やれ」
OK。
「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇ、ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
◇しばらくお待ちください。
「はい。カルボご飯作っていきましょう…」
「もう既にここまで読んでいる人いない説」
「まぁ今回は初めての企画なんで、ズボラ飯だよ」
「まぁお手軽料理は人気ですからね」
「こいつに作らせること自体は手軽ではないんだけどな」
「とりあえず、ご飯を用意してください」
「冷凍のでいいすか?」
「ダメだ!とちぎの星にしろ」
「家にあると思っているのか!」
「深海魚に頼むことじゃないか」
「さっきからある深海魚いじりはなんなの?」
「まぁ冷凍でもいいや。レンジでチンしている間に準備!
ボウルに卵を贅沢に使って2つ割るよ」
「ほう、2つも使うのか」
「卵はいいよ〜!でも僕は
「猫の本能出ちゃってる!」
「ボウルにスライスチーズを入れて、混ぜるよ!」
「欲望が足りない方は2枚をオススメします」
「塩と
「ほう、後回しにするのか」
「同時進行だからね。
続いてベーコンを用意!食べやすそうな大きさで適当に慎重に切ろう」
「矛盾してるぞ」
「慎重には、
「ほう、お前とは思えないセリフだな」
「酷くない?それ」
「ベーコンは食べたい分だけ切って大丈夫ですよ」
「そしてフライパンの工程へ!
ある程度温まったら、フライパンにさっき切ったベーコンをぶち込むよ。
そしてカリカリになるまで焼けと言われました」
「誰に⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」
「ん?夢のお告げで、ベーコン焼く時はカリカリに焼いといてって、言われたんだ」
「ある意味怖いなそれ」
「ベーコンに塩と胡椒振ってね。
とも言われた」
「脅されてない?それ」
「そして、僕はフワフワのを作るの苦手なので、こんなに熱い状態でさっきの卵入れちゃうよ」
「それじゃすぐに固まっちゃうだろ!」
「料理と事故は紙一重」
「全然意味わかんない」
【事故】…料理すること。
「とりあえずフライパンの中を適当に混ぜるよ。
まぁ作者は料理苦手なので、読者の皆さんの方が上手いから、ぜひフワフワのを作ってみてね」
「読者様に投げやりするな」
「あとは皿に盛り付けるだけだね。
さぁ、これで完成だよ!」
「もっとゲテモノになると思っていたが、まぁまぁ見た目は良いんじゃないか?」
「それじゃあ早速食べようか。
あれ、体が動かない?」
「やぁ、作ってくれてありがとうね」
どこからか声がした。
その直後、パジャマ姿の男が現れた。
「お、お前は、夢じゃねぇか!」
「そうだよ。読者さんはじめまして、夢だよ。
まめでんきゅう−ねこの夢でベーコン焼く時はカリカリに焼けと言ったのは、僕なんだ」
「えぇ、君だったの⁉︎いやまぁそんな気はしたけど」
「とゆーことで、このカルボご飯は僕がもらっていくね」
「は⁉︎俺らが作ったんだぞ!」
「いやデメニギスは文句言ってただけじゃん」
「ツッコミを文句と言うな」
「とりあえず、じゃあね!ありがとうね!」
夢はカルボご飯を持って消えた。
「……まさか取られてしまうとは」
「なんか疲れたし、終わりにしようぜ」
「いや、僕はまた作るよ!同じやつを!そして絶対僕が食べる!」
「は⁉︎」
20分後………。
「できた!カルボご飯2号!」
「まさかまた作るとはな……」
「やぁ、夢だよ。また作ってくれたんだ。ありがとう」
「ダメ!これは僕の!」
「ありがとうね」
「また持っていかれましたけど」
「作る!絶対作る!!!!!!」
20分後………。
「できた〜!カルボご飯3号!」
連鎖。終わらない連鎖!
「やぁ、夢だよ。ありがとうね」
「🥺」
「もう諦めたらどうだ?」
「いや、食べれるまで作るぞ!」
「家の卵とベーコン全部なくなっちゃうからやめろよ!」
まめでんきゅう−ねこは、結局100号までカルボご飯を作ったとさ。
「作者も呆れて書くのやめちゃってるじゃねぇか!」
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