2章 学園入学と勇者との成長
第13話 入学試験①
ついにやってきた試験日。成績によってクラス分けがされるのだが、まあ、問題の難易度にばらつきがありすぎる。知ってはいたけど。
あと、一番やばいのが、問題量。多すぎる。いくら簡単なのが比率的に多かったとしても、きついものはきつい。
周りもなかなかに苦戦していそうではある。まあ、知ってる有名貴族しかいないけど。
まあ、そうゆうもんだよな。優秀なところで固めるのは。
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そうして、1日目の筆記試験は終わった。前世の受験じゃこんなに疲れなかったのに。
まあ、早めに夕食を食べて寝よう。明日の生気を蓄えるために。
とはいえ、明日の実技試験の方がだいぶ楽なんだよな。俺が魔法職だから。もしも、戦闘職だったらやばかったろうな。
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そうして、日は変わり、実技試験日となった。
まあ、こっちは正直余裕でしょう。難しい要素があんまりない。今までどれだけ魔法の訓練をしてきたと思っているのか。
少しは威力は抑えないとな。
そうして、魔法職の試験会場へと向かっていった。
「ここは魔法職の試験場だ。間違ってきた者は即刻移動するように。そして、ここの試験官を務めるのはアーリア・クルーシュだ。」
しっかり侯爵が出てくるんだな。もう少しくらいしたの位の貴族が試験官をやるとおもってたな。
「これより、魔法職の実技試験のルールを説明する。まず、属性ごとに試験内容が少し違うため、4か所ある。複数の属性を使える場合は全てで受ける必要があることを忘れないように。そして、結界魔法を使えるものは私に直々に伝えるように。強度の試験を私が行う。」
うわー。だっる。全部いかないとじゃないとじゃん。ほかにもそうゆうやついるかもしれないけど。
まあ、並びそうなところから早めにいかないとな。
「それでは、試験を始める。」
だから、火属性の試験場へレッツゴー!
まあ、少しくらいは早歩きをするか。あんまり走れないからな。マナー的に。
でもな、火の次に混みそうな試験って何だろう?
この試験が終わったら確認すればいいか。だいぶ先頭で並べたし。
そして、待機列は進んでいき、火属性の試験を受けれるようになった。
「火属性の試験のルールについて説明いたします。
この試験では3種類の的に魔法をぶつけていただきます。
1つ目は弓矢などでも普通に使うような的
2つ目は金属の鎧
3つ目は薄い板を等間隔に置いたもの
となります。
この際に2つ目と3つ目の試験の的の破壊をすることはいいですが、1つ目の的は破壊されると計測ができなくなるため、破壊しない威力で撃ってください。」
「わかりました。」
まあ、1つ目は命中精度の試験だし、破壊をしたらまあ困るよな。
では、しっかり狙っていきますか。それにしても、近いのは近いけど、遠いやつは遠すぎるだろ。若干はぶれちゃうな。
「〈ファイヤーアロー〉」
さすがに魔法名は言っておかないとね。
そうして、すべての的に当てた。
「結果は。え。!?噓でしょ。全部図星!?そんなことが人間に可能なの!?」
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