医師は「助ける命の選択をしている」と教えてくれるドラマ『白い巨塔』主演 唐沢寿明さん

唐沢寿明さん主演『白い巨塔』

唐沢寿明さん演じる財前先生が

江口洋介さん演じる里見先生と

ある患者さんについて話しています

江口さん演じる里見先生は手術を勧めますが

唐沢さん演じる財前先生は

「手術しても根治しない

せいぜい2、3ヶ月命が伸びるだけだ

それなら必ず助かる見込みのある患者がたくさん手術の順番を待っている

そちらを優先すべきだ」

というような主張します

議論の余地はない

そして

「研究費を1億円寄付してくれた僕の患者さんがいてその件で立て込んでいるから」と

部屋を出ていきます


私の感想は2つ

1つは

「せいぜい2、3ヶ月じゃない!」

「2、3ヶ月も命が長らえられる!だ!」


そして

もう1つは

研究費1億円寄付の患者さんのことを話すときの

「研究費1億円寄付してくれた」部分を強調した言い方から

<やはり命は金で買えるのだな>です


お葬式で何回か最後のお見送りのときにわずかばかりですがお金を棺に入れたことがありました

おもちゃのお札だったかもしれません

このときに

まさに「地獄の沙汰も金次第」なのかと思いました

⭐︎亡くなった方が地獄に行くような人という意味ではなく

このような行為をするようになっていることから思っただけです


白い巨塔の

財前先生の言葉から

「お医者様は命の選択をしているのか!」と衝撃を受けました

でも

よくよく考えたら「当たり前のことか」と思いました

なぜなら

お医者様よりも患者の数の方が圧倒的に多いのです

通院して実感しました

脳神経外科の待合室はいつ行ってもとても混んでいました

ある時期から薬の処方をかかりつけ医のお医者様に渡すことに切り替えたので

毎日の患者数は減ったかと思いましたが

先日別の科の受診でたまたま脳神経外科の前を通ったときに

「また同じように待合室は混んでいるな」と感じました

これでは

「助ける命の選択をする」のは当たり前のことになるのかなと思います

ドラマの中で

(私の大好きな)大河内教授が「彼は(財前君は)政治家にでもなったつもりか」

「医者の本分を忘れている」と里見先生に言います

でも

医者の本分って何なのでしょう?

『白い巨塔』は本当に見続けるのが辛いドラマでした

大河内教授の存在が唯一の心の支えでしたし

病気を患った今の私の心の支えでもあります

しかし

「正義は人それぞれ違う」のです

このことを最近ものすごく実感しています

そうなると

「医者の本分」とは「〇〇だ!」というような

絶対的なものがないとダメだと思うのです

日本語の素晴らしさに「曖昧さ」があると思うのですが

ときにはその「曖昧さ」が誤解を招く時もあります

しかし

「医者の本分」ともなるとなかなかこれといった絶対的なものを作るのは難しいのでしょう

下手に追い込んだものを作ればお医者様に誰もなりたくなくなるかもしれません

かといってゆるーいものを作ればこんな危険な職業はなかなかないのでは?


あと

思ったのですが

財前先生は一体何がしたいのでしょうか

研究費1億円もらってウッキウキ

研究できるぞうれしー

研究って命を助ける研究ってことだよねー

命を助けることが楽しいなら

金持ちでも貧乏でも

患者ならどんな人でもいいんじゃないの?

毎日患者さんわんさかわんさか

命を助けられるぞーうれぴー

でも

くそー

助けられなかったー!

もっと研究するぞー!

くそー!

研究する金がねーぞ!

命助けてほしーなら誰か金をくれー!

命ごいするなら金をくれー(同情するなら金をくれーの感じで)

お金持ちの患者きたー!

やったー

金もらえっかもー

え!

貧乏人の患者も来たーって!?

うーん

悪いけどー

命助けるためには金がいるんだよ

だから

金持ちの患者優先ってことで

命の選択させてもらいま

ってなるかなー

なんて思ったり


でも

私のような貧乏人でも

体はあります

ということは

金ねーなら

体で払ってもらいやしょーか

ってことで

体を研究材料にされちゃうの!?

または

財前先生がドラマでやったみたいに

自分の野心や人への感情のために

手術や治療という行為を

お医者様の自己都合に利用されちゃうの!?

きゃー!

こわーい!

いうわけですが?

とにかく

「まとめ」ると

<お金もっている患者が優先的に治療してもらえる>となるのかな?

でも

お金持っていなくても体があります

<病気の体を持っていました>


<お金がない>と研究できない

でも

<研究する材料「体=病気の体」がないと研究できない>


そして

経験を積まないと

手術などの腕が磨けないし

治療の知識も増えないのでは?

だから

お金持ちの患者の治療優先

お金持ちじゃない患者を研究材料として治療優先?


でも

緊急の時はやっぱ<お金持ちの患者優先>なのか?


まぁ

そんな時が実際はどれくらいあるのか

わからないのだけれど


やっぱり

「知らないほうがいいこと」ってあるのかなって思うけれども

やっぱり

「なんでも知りたい」って思うのです

無知の知

なんていうけれど

やっぱり

「知らない」から「わかんない」

ではなく

「知らない」から「わかろうとする」ことが大事なのでは?

「知らない」のなら「わかろうと努力する」のが大事なのでは?

だって

知らなかったら

何にも考えないままで終わってしまうかも

知らなかったら

「私には関係のないこと」って思ってしまうかも

でも実はそれはものすごく自分に関係あることかもしれないし

回り回って自分に返ってくることかしれません

(情けは人のためならずみたいに?ちょっと違うかな?)

だから

やっぱり

いろんなことを知って考えるって大事だなって思っています

「考えるな、感じろ」ってフレーズあるけれど

「考えろ!感じろ!」

いや

「考えて考えて考えて考えてそして考えろー!そしてときどき感じろー!」かな

思っていますのでございます

脳(の)!



脳心(のうこ)

⭐︎個人の感想でーす!

考え方感じ方は個人差があります






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