②性被害「下着の見えた写真を撮られること」の何が怖いのか?と考えてみた

①も置いておきます

その後に

②があります


私は小さなころに

自転車にまたがっているときに

見知らぬ人間から声をかけられ写真を撮られました

私はなぜか怖くて身動きができませんでした

後からわかったことですが

おそらくスカートの中から下着が見えている姿を写真に撮られたのだろう

ということでした

どうですか?

今読まれていて「それほど大したことでもない」という感想でしょうか

私も自分自身の体験でなかったら

他人事の体験であったなら

そんなふうに感じていたのではないのか?と思います

また

最近ある体験から

やはり他人からすれば「そんなにたいした被害でもない」と思われるのだ

と実感いたしました

それで考えたのです

私自身は「下着が見えている写真を撮られたこと」がどのように今日に感じているのか?

そのことをもっとうまく説明できれば「私自身が傷つかなくてすむのではないのか?」と


それでは

「下着が見えた状態で自転車にまたがっている姿を写真に撮られることの何がこわいのか?」を

考えていきます



その日

私はまだおそらく6、7歳?だと思います

ひとりで自転車に乗って家の近くの道をうろうろしていたと思います

私は人見知りで友達もおらずよくひとりでいました

そのとき人通もなく車もめったに通りません

突然でした

「写真撮っていい」

顔も声も何も覚えていません

ただ恐怖したことだけは覚えています

私は身動きできず何も答えもせず

ただ自転車にまたがったままです

「少し顔を上に上げて」

そう言われて

少し上げたような気もしますがわかりません

ただ

くも膜下出血になってから

ある時期頻繁に思い出すようになったとき

黒い人がたの影が浮かんでくるようになりました

そしてなぜか笑っているように思えます

また

なぜかペダルに欠けている足が気になったこと

でも足を動かそうとしたがなぜかまったく動かなかったこと

太ももに脂汗をかいていたこと

の記憶も思い出しました


「なぜ逃げなかったんだ!バカ!」と何度思ったか

「たいしたことじゃない!」と何度自分に言い聞かせてきたか


ここまででどうですか?

やはり

「そんなにたいしたことではない」という感想でしょうか?


②では

もう少しこの時の自分の心がどのようなものだったのか

掘り下げてみたいと思います



本筋に入る前に

自転車に跨っている写真を撮られたときのことですが

「動かないで」と言われたかもしれません



では「心の動き」を見ていきたいと思います


<ひとりで自転車に乗っているとき>

楽しい気分だったと思います


<その人物に声をかけられました>

とにかく恐怖


<写真を撮られている間>

恐怖

もしかして下着が見えている姿を撮られている?

言われるがままの姿に<されて>いる

恥ずかしい姿に<されて>いるのに

抵抗できずになすがままにされて

その姿を笑顔?で写真に収められている

侮辱的であり

屈辱的であり

晒し者にされた気持ち


うーん

うまく説明するのって難しいですね

そうですね


「辱めを受ける」


例えば

下着姿でなくても

つまずいておかしな格好で転んでしまったところを誰かに見られ

「今の格好で写真を撮りたい」と言われ

「さっきの格好して」とその姿を強要され

抵抗できずに

自らそのおかしな姿になり

写真に収められた

想像してみてください

そしてその写真はその後どうなったかもわかりません


どうでしょうか

うーん

難しいですね


でもやはり

「下着が見えている」が重要なのですが

まだ少女だから「大したことない」と思われるのか

それとも「パンツくらい」と思われるのか


「そんなの減るもんじゃなし」と言うような感じなのでしょうか

しかし

心は減ります

「擦り切れます」

いくら幼くても「下着が見えている(かもしれない)」姿を

相手に言われるがまま

抵抗したい

抵抗できた状態だったにもかかわらず

抵抗できずに

なすがままにされている


やはり

屈辱的

辱め(この言葉を使うのは嫌なのですがでも使わざるを得ない?)

だと思います


本当に難しいです


この話はいったん

ここで「終わり」ではないのですが

少し休憩します



脳心

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