あなたに殺されたのに
@hiroyuki1119
第1話私とあの人
私、カモメのジョナサン。
空が好き。飛ぶのが好き。そして、ここからあなたを眺めているのが好き。
短いのか、短くないのか、わからない人生だったけど...
みんなは、自殺したと言うけど、本当は、あなたに殺されたのにね。それが言えないのが悔しい。
乳飲み子を置いて自殺するわけないじゃない。
あの人と、あなたによって、私は、殺された。あの家で殺人が起こったのにね。
そして、今も子供たちと幸せそうに暮らしている。
あの家は、私が自殺場所ではなくて殺された場所なのと子供たちに どうにか伝えなければいけない。
あなたとの出会いは、仕事場だった。私は、高校卒業後、あなたのお母さんが経営する老人ホームで
働きはじめた。そこにあなたがいた。あなたは、一つ上。周りがものすごく年上ばかりだったからかしら、
私にばかり話しかけていた。あの時のあなたは、頼りなげでいつまでも中2病からぬけられないでいるよう
なひと
そして、しばらくしてあなから告白され付き合うことに…シャイな少年のあなたがいたの
私たちの純粋に愛し合い一年後に結婚した。お腹に赤ちゃんも授かり、若いふたりは、いい夫婦になろ
うと一生懸命勉強した。あなたは、仕事も順調だった。あんなに嫌がっていた仕事だったのに家族のため
に頑張っている姿は、素敵だったわ。そして、将来の跡取り息子だと自覚して卒業していなかった高校に通いだし卒業した。あなたは、変わった。みんなが私と出会いあなたは、変わったと言われるたび誇らしくうれしかったの。そして、二人目を授かった。
最初の子が女の子だったから、次は、男の子が欲しいなとあなた言っていた。
そうね、と、私は、笑った。あれが幸せの絶頂期だったのね。
あなたは、いつから私を愛さなくなったのかしら。私が鈍感すぎたのかもね。反省している。そしたら、殺されなかったのに。
あなたは、私とは、大人の恋になるのができなかったのね。それだけ。
だけど、子供を産んだばかりの私に残酷な仕打ち。あなたは、あの人と代わる代わる離婚の催促をして
一刻も早く家から追い出したかったのね。
一年前。
あの人は、私たちの前に現れた私は、出産を控え産休に入ることになりその代わりの人員としてきたのが
彼女だった。そして、私より三つ上の彼女と夫の距離が近くなるのに時間がかからなかった。
私は、出産まじかで大変なときであった。夫の事に思いを馳せることなどできなかった。そなたきに彼女は、
夫の心の隙間に入ってきたのだろう。妻の妊娠中の夫の浮気は、よく聞く話だ。だが、私は、不器用な彼が
そんなことをすることなどみじんも想像できないでいた。
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