雨の日


君が言う雨の日は

一体どの日の事だろう


数え切れないほど

何度も何度も雨に打たれた

けれど君は知らない


今日も綺麗な傘を持って

ずぶ濡れの僕に問う


「あの雨の日、どうして泣いていたの」


だからね、そんなの覚えてないんだ

泣いた理由なんていちいち覚えてないの


差し出されたカラフルな傘の中

太陽みたいに笑う君が見えた

眩しくて目を伏せる

僕には曇りくらいが丁度いいや


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