ちいさくておおきな恋物語

@Nand

第1話

 わたしが惑星だった頃、煌々と輝くあなたを遠くから見つめていた。


 あんな風に輝けたら。

 燃え続けるあなたは何を想っているの。


 あなたの引力は、とても強く、魅力的で、わたしを離してはくれなかった。

 

 そして、その光は青白くどこか寂しげでもあった。




 あなたは、誰なの。

  

 ーーーーーー触れてみたい。






 そう思った。



 宇宙の片隅で、小さな物語が生まれる。



 

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