夜行性のフクロウは今日も息をする

春戯時:-)

第1夜 この世は真っ当にあらず

人は善悪の判断を自分の価値観で決める。自分に対して得なら「善」。自分に対して損なら「悪」。そんなことを僕は信じられなかった頃。暖かく花々が咲き乱れ、木漏こもれ日が眠気を誘ってくる。村一番の丘の上にそびえ立つ木の下で水朗すいろう天朗てんろうに答えの無いであろう質問をした。


「人間は善悪の判断をし、戦争を引き起こす。それはいつの時代も変わらない。これからも人々の争いは続くのかな」


天朗は空を見上げてから崖の下、遠くにあるボーオ村を見下ろす。


「人間の定めだからねぇ、仕方ないよ。水朗も嫌なことされたらその人を悪と判断し、良いことをされたらその人を善と判断するでしょ?それと同じなんだよ」


そんなことを僕が木の上で寝ている間に話していた。さっき天朗は水朗の耳元で何か囁いていたが冥朗めいろうはそんなこと気にしないで、木の上から2人の前へ飛び降りた。


「あー!水朗ずるい。僕のお姉ちゃんなのに!どーせ、人間の善悪の判断の方法?のことを考えてたんでしょ!大丈夫だよ悪いことを考える人なんていないから!」


そうやって大声で言ってやった。その言葉を否定するように冥朗の声は木霊こだますることなく、空中へと溶けていった。


「そーとは限らねぇぞ冥朗。悪いことを考えている連中もいるんだからな。俺だって盗み食いくらいはするからな。そしてお前は寝てただろ!仕事サボって!」

「うっ!」


図星を突かれた冥朗がボソボソと弁解していると水朗はフフンと自慢げに胸を張り、天朗はおかしそうに笑い始めた。いつの間にか3人で笑っていた。そうしているとサボっている僕を連れ戻しに来た幼馴染みの奇炎きえんと僕の向かいの家に住んでいた双子の青樹せいじゅ緑樹りょくじゅが丘の上にやって来た。天朗や水朗、みんなは僕から見て"善だった"。でも天朗と僕、村のみんなは、あいつらからすると……"悪だった"みたいだ。みんなは水朗達に良くしてくれた、はずだ。村の人たちは水朗たちは余所者よそものであったのにも関わらず、「困っている人は放っておけない」というただ、単純な理由で村のみんなは水朗たちを歓迎した。元々は僕が水朗達を見つけた……、だから僕は自分の行動に後悔した。あの月が赤く綺麗で、無慈悲むじひに見えた日。ボーオ村は燃え、人々は逃げ惑い、呪いの言葉を叫びながら息絶いきたえていく。そんな中、水朗は兵士に取り押さえられてひたすらに叫んでいた。


「な、なんで……?なんで天朗が死んでんだよ!村のみんなも!あんなに……あんなに、良くしてくれたじゃねぇか!」


そう、叫んでいた。それを帝国の兵達は嘲笑あざわらうように「村の人々は人間の皮を被った怪物ですよ?神々から授けられしフクロウを生活するだけに使い善人ぶって、本当にくだらない連中ですよ」と僕たちを馬鹿にして村のみんなやフクロウ達を殺していく。僕や奇炎、青樹と緑樹はみんなで造った秘密基地でそれを聞いているしかなかった。僕達はこの時、気がついた。人間という悪人は全員残らず滅ぼすべきなのだと。夢だと、思いたかった。なんで?なんで?村のみんなは悪いことをしたの?悪いことは何もしていない!ただ普通に過ごしていたのに!ただただあいつらが恐ろしかった。


「……起………業………」


ただただあいつらが憎かった。


「………生…怒………よ」


本当にあいつらが憎くて仕方ない。


「冥朗」


自分の名前を呼ばれたことに驚き、飛び起きる。辺りを見回すとそこは僕が通っているメンティー学園の教室で、僕の名前を呼んだ人物は隣に座っていた奇炎だった。


「おはよう、冥朗。授業中なのに良く寝てたね。先生に気づかれる前に起きてくれて良かったよ」

「え、僕寝てたの?」

「うん、ぐっすりと」


昨日、みんなで夜更かししたからだろうか。でも夜更かしなんて日常茶飯事にちじょうさはんじだし……。


「ねね、冥朗」

「ん?」

「どんな夢見てたの?うなされてたけど」

「どんな夢って……」


いざ思い出そうとすると記憶にもやがかかる。


「んー、なんだっけ?」

「忘れちゃったのかぁ」

「忘れちゃったのだぁ」


なんとなく前方の黒板の方を見ると、2メートルほどの高さで横幅が数メートルある黒板の半分ちょいまでもう書かれている。


「書き写さないと……」


冥朗は急いでノートに黒板の文字を書き写す。


「別に冥朗ならこれくらい覚えられるでしょ?書き写さなくても良くない?」

「奇炎、ノート提出あるの忘れてない?」

「あ……」


そうすると奇炎も焦ってやっとノートに黒板の内容を書き写し始めた。担任に居眠りがバレなかったのは1番後ろの端っこの席に居たからだろう。数分後、僕たちは黒板の内容を写し終わって教師の話を聞いていた。


「ですからニージオ帝国という名前は、帝国の前の王国の名を引き継いだものです」


そんな風に今日の最後の授業も終わろうとしていた。


「7年前、ボーオ村というとてもおぞましい村がありました。その村を滅ぼした御方おかたこそ、今は稽古けいこでいらっしゃいませんがこの国の皇子であらせられる水朗皇子すいろうおうじなのです」

「え……」


確かにボーオ村は僕の故郷で7年前に帝国の兵達に滅ぼされた。水朗が、ボーオ村を滅ぼした……?あの日、みんなが殺されたことに激怒していた水朗がボーオ村を滅ぼした……?あり得ない、あり得ないはずなのに……。冥朗はそんな思考に囚われた。そんな風に思考をぐるぐると巡らせていると、授業の終わりを知らせるチャイムが教室に鳴り響いた。


「今日はここまで、今日の内容をしっかり復習しておくように」


それだけ言い残して教師は足早に出ていった。授業は終わったが、冥朗はチャイムに気づくことなく、まだ思考の渦に囚われていた。


「冥朗、顔色悪いよ?大丈夫?」


奇炎のその言葉で冥朗の意識は現実に引き戻された。息をゆっくり吸って乱れた呼吸を整え、荷物を素早くまとめる。


「奇炎、早く帰ろう」

「あ、うん」


頭が混乱する、早く帰って休みたい。玄関まで続く長い廊下を僕は急いで歩く。思考が止まらない。廊下を歩いていたら、いつの間にか中央階段があるホールまで着いた。そこで一旦、歩みを止める。これ以上考えていても埒があかないな……。そう考えていると、上の階から元気な声が僕を呼んだ。


「冥朗せんぱーい!」


上を見ると僕に向けて1年のローブを着た生徒が突っ込んできた。


「え」


勢い良くぶつかって僕は頭を打ちそうになったが、受け身をとり起き上がる。そうすると隣で痛みに悶えている緑樹がいた。


「緑樹」

「はい、大丈夫です!」


大丈夫か?とは一言も言っていなかったのに元気な返答を返してくる。階段の上から青樹も急いで降りてきた。緑樹は青樹の双子の弟で今は13歳。弟だが元気で、逆に兄の方の青樹が静かで大人しすぎて心配なくらいだ。ただ、青樹は怒らせると怖い。本当に怖い。緑樹の左肩に奇炎の手が添えられる。


「緑樹……?万が一、大事故に繋がったらどうしてたんだい?」


ニコっと笑っているその顔は目が笑っていなくて、ちょっぴり怖い。心の中で「緑樹、逃げた方が良い」と呟いた、がどうやらそれも無駄だったようで緑樹は頭にげんこつと説教をくらった。


「緑樹があんなことするからだよ。奇炎先輩が言ってることは間違ってないんだから」

「青樹ぅー!お前もそっち側なのかあぁ!」


そんなことを言われて、青樹は僕の後ろに隠れる。あー、いつものが始まったよ。緑樹 対 青樹と奇炎……。これはあと1時間くらい続くなぁ……。


「甘食ください」


そんなことを思って僕はホールにの端っこにある売店に青樹を連れて甘食を買った。僕は奇炎達がじゃれあっている風景がとても微笑ましく思った。ボーオ村があったら、他のみんなもいたんだろうな……。そんなことを思いながら昼御飯用の甘食を口一杯に頬張った。そんなこんなで数時間が経過した頃。


「いい加減、冥朗に謝りなさい!冥朗はれっきとした女の子なんだぞ!」

「やーだよ!奇炎の言うことなんて聞けるかよっ!ベーだ!」


あぁこれは、奇炎が本気で怒るぞ。奇炎は短気だからなぁー。青樹は2人の輪から抜け出して、僕の隣でオロオロしながら2人の様子を見守っている。何だかんだで3人とも仲が良いよなー。そろそろ止めるか、と思い近づこうとしたが嫌な予感がしたもので止めておいた。そして勿論、その予想は的中した。階段の上から走る音がしてきた。


「冥朗先輩……この足音、もしかして……」

「うん、寿々音スズネ先輩だね。仕事、終わったのかな?」


喧嘩している2人は寿々音の気配には気づいていないようだった。あーぁ、衝突事故が起こるな、こりゃ。


「みーんなぁー!会いたかったよぉー!!」


そう言って階段の上から3年のローブを着た寿々音が飛び降りてきた。


「え、え、えぇ……」


人と人とがぶつかった鈍い音がする。


「何してんだか……」


倒れている3人の近くに近寄り声をかける。


「大丈夫?2人とも」

「そこの冥朗!寿々音お姉ちゃんへの心配はないの?!」

「だって寿々音は強いじゃん、頑丈だし」

「やったぁー!冥朗ちゃんの御墨付きだぞぉー!」


元気良くその場で寿々音は跳び跳ねる。そんなに嬉しかったのだろうか。寿々音は僕より1つ年上の15歳。本当に15歳とは思えないほどの精神年齢に驚きを隠せない生徒もいたであろうに。って言ってもこのテンションでいるのは僕達の前だけなんだが……。


「寿々音、そんなにはしゃいでると他の生徒から変な目で見られるぞ」


そう寿々音に警告したのは三瀬帰ミゼキ、寿々音と同じ15歳。2人ともこのメンティー学園の風紀委員長と副委員長だ。もちろん委員長は三瀬帰だが。


「何するんですか!」

「危ねぇじゃないか!」

「自分もやってた癖に危ねぇって言われたくありましぇーん」


そう言って緑樹と寿々音は睨み合う。猫と猫の喧嘩みたいだ。


「そういえば三瀬帰、今って何時?」

「あぁ、今は17時52分だな。今日は昼間に売店が開いてなかったからな。夕食は少し多めにしてもらうか」

「待って、17時52分?あと8分で家に帰れと?」


しばらくの沈黙のあと、みんなで一斉に走り出す。今、居候している咲真サクマ家はこの帝国の中ではかなりの実力を持っている家だ。爵位は公爵らしい、めちゃくちゃ偉い人だ。こんな訳有りの僕達を迎え入れてくれているのは昔、まだボーオ村があった頃。山賊に襲われていた咲真家の人達を助けた経緯がある。僕達の秘密を知っている人物の1人だ。理由を知っていても、僕達を追い出さないでくれている。本当にこの人達は僕達からすると良い人だ。咲真の家には現在、政治に関係する仕事をしているトオルさんと使用人の皆さん、そして僕達だけだ。いつもは奥さんと娘さんがいるが、今は奥さんの実家に娘さんを連れて帰省している。あと2ヶ月もしたら帰ってくるそうだ。急いで玄関まで走る。こんな時間のため生徒もいない。静かな廊下に6人の足音が響く。


「冥朗~、今日の夕食なんだって?」

「知らない!けど魚料理じゃない?」

「えっ、魚?マジかよぉ……」

「そうですね、僕も魚はちょっと……」

「確かに今日はお肉の方が嬉しかったなぁ」

「つべこべ言うな、走れ。今日は大通りではなく、屋根での移動を許す」


屋根での移動、許しちゃっていいのか……。そんなこんなで屋敷に着く。途中で小雨が降りだしたが、本降りになる前に帰ってこれて良かった。


「皆様、お帰りなさいませ。お荷物をお預かりいたします」

「タオルです、どうぞ」

「ありがとう」


雨に濡れた制服をタオルで拭く。そしていつもと違う違和感に気付く。いつもは帰りを待ってくれているメイド長や執事長がいない。来客でも来ているのか、と聞こうと思ったがその様子を察したらしく、二つ結びのメイドが口を開く。


「本日は王城より来客が来ていらっしゃいますが、旦那様は会わない方がよい、とおっしゃっておいででした」


緑樹以外はみんな察したようだった。そして玄関に殺気が立ち込める。


「奇炎兄、どうゆうことだ?」

「それは……、水朗皇子が直々に来ていらっしゃるということですか」


そう奇炎は誰もが思っていたことを二つ結びのメイドに質問する。二つ結びのメイドは口には出さずに頷く。


「そうですか……、冥朗」


そう呼ばれたのと同時に二つ結びのメイドを取り抑える。


「な、なんですかいきなり?!」

「一般人の真似はやめた方がよろしいかと」

「なんのことですか!離してください!」


二つ結びの女は抵抗する。が、抵抗も虚しく冥朗はびくともしない。この女は屋敷に入ったこと自体が運のツキだった。


「そもそもこの屋敷の使用人は、家の主を旦那様とは一切呼びません」


そう三瀬帰は口を開く。それに加えるように僕も、


「それに僕達は使用人の顔、名前、年齢、趣味、性格まで全て把握している」

「そ、そんな……」

「おおよそ、咲真家の失脚を狙った貴族達の策略だろうな。つまらんこと考える輩も多いものだ」


咲真家は歴史ある一家でもあり、政治の大部分を担っている家でもある。だからこそ自分の私欲だけで動いている貴族達には邪魔なのだ。それに水朗皇子は第一皇子だ。だから暗殺を目論むものも沢山いる。これもそのうちの1つだろう。僕達は今の水朗皇子を知らない。だから憎むことも、恨むこともない。今は記憶の片隅にそんなことがあった、ぐらいしか今は捉えていない。どうせ人間はいつか滅ぶ。だからボーオ村が滅んだのも致し方の無いことなのだ。人間は虫を殺す、動物を殺す、色々なものを殺す。それと同じだ。人間が滅ぶことは歴史の1つに過ぎない。ボーオ村のことは記憶の1つに過ぎない。だから仇の一族であろうと助ける。今は、ね……


「さて、ちゃっちゃと皆でこの女を連行しよっか!」

「そうだなー、腹減ったし」

「い、今なら、談話室じゃないかな」

「冥朗、行こうか」

「……うん」


荷物をちゃんとした使用人に任せて女を連行する。今回、女の拘束は青樹に任せる。不安がっていたが、青樹ならば気を抜かなければ大丈夫だろう。水朗皇子、今はその人物のことをなんとも思わない。だから会っても僕は何も感じない。談話室の前に着く、中では透さんと護衛の4人とおぼしき人達、あとは水朗皇子らしき人の気配がする。三瀬帰が深呼吸をして戸を叩く。


「失礼します、透さん。侵入者を捕縛しました」


そう言って6人で部屋に入る。この談話室は凄く広い。小規模なパーティーなら使えるんじゃないかと思えるほどだ。だが今は本の収集場と化している。町の小説から国の重要な本まで何でもある。大体ここは読書好きの僕や青樹、三瀬帰の溜まり場となっている。返答を待っていると、中央のソファに腰掛けていた透さんが口を開く。


「侵入者かぁ、今年は3人目かな」

「はい、そうなりますね。セキュリティを強化した方がよろしいかと。」

「そうですね、冥朗にまた毒を盛られたら僕達が暴れかねないので」


そう奇炎は言う。みんな顔は笑っているが目は笑っていない。たかが毒を盛られたくらいで死ぬ僕ではないのに。透さんの前に腰掛けていた水朗皇子とおぼしき人物がこちらを見ている。透さんと三瀬帰が話していると、拘束していた女が青樹を突き飛ばし水朗皇子のもとへ凶器を持って走っていく。


「水朗皇子いぃぃぃ!死ねええぇぇぇ!!」


お決まりの負け前提文句。本来なら仇の一族は見捨てるべきであろう。だが、今はまだその時ではない。床を蹴り、水朗皇子の前まで行く。そして女を正面から蹴る。女はそのひと蹴りで壁に打ちつけられる。あばら骨の折れる音がした。


「いぎゃあぁぁぁ!痛い痛い痛いぃぃー!」


室内に女の悲鳴が響く。


「……うるさっ」


護衛の人達はみんなポカンとしている。それでも本当に護衛なのか。青樹が近寄ってきて僕の頬を、ハンカチで拭う。


「血が出てる、ごめんね。僕のせいで……」

「ううん、大丈夫。青樹のせいじゃないよ」


青樹の纏う雰囲気が変わる。あ、出た青樹の二重人格。いつもオロオロしているのに対して、もう一方は強気っていうのかな。青樹が僕にハンカチを渡して女のもとへと歩いていく。あ、これやばいかも。そうみんなも思ったのか緑樹や奇炎が青樹を落ち着かせようとしている。そんな光景を見ている僕に水朗皇子が近づきて来た。


「君は何処かで俺と会ったことがあるか」


そんな問いかけを僕にしてきた。もちろん僕はYESと答えることは"ない"。


「いいえ、記憶違いじゃないんですか」


そう冷たく言いはなった。


「そうか……では冥朗殿、奇炎殿、青樹殿、緑樹殿。君達と同じ名前の知り合いはいないか」


そう水朗皇子はみんなに問い掛けた。でも、もちろん本人なんだからちゃんと答えるわけもなく。


「知らない」

「知らないです」

「知らねぇよ」

「知らねぇ」


みんなそう答え、部屋の空気が凍りつく。すると寿々音が大声で、


「お腹空いたぁー!!!」


と言い放った。すると透さんが、


「そうか、疲れただろうしね。先に夕食を食べてなさい」


そう言って僕達は解散となった。


「失礼しました」


そう言って部屋を出ていく。

数時間後──

夕食が食べ終わったあと僕達は屋敷の屋根に集まる。


「奇炎」

「はーい」

「青樹」

「はい……」

「緑樹」

「はい!」

「寿々音」

「はいはーい!」

「三瀬帰」

「おう」

「全員揃ったね」


6人とも全員、黒ずくめの格好をしている。僕達は透さんに居候するだけでは悪いから、と裏仕事を請け負っている。まぁ情報入手とか潜入任務とかそんな感じ。今日は……


「さぁ、楽しい楽しい山賊狩りだ」


僕がそう言った瞬間、6人とも梟のお面をつける。25時、今宵も僕達は宵闇を駆ける。大事なことを忘れたまま……大切なことを記憶に閉まったまま……。

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