第7話 ミントの日/『ディジェスティフにもモヒートを』

貴方にとって私は料理に添えられたミントのようなもの。

有れば見栄えが良くなるけど、無くても支障がない。

ごめん、容姿の良さは自覚している。


だけど、貴方はディナー後にもモヒートを頼んだ。

「ミントが主役で味が好きなんだ。爽やかなのにちょっぴり甘い……君みたいで」

私を酔わせるのも得意。



◆3月10日は「ミントの日」/2023年3月10日作

#140字小説『ディジェスティフにもモヒートを』

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