っす口調の後輩女子とぐちゃぐちゃするだけのラブコメっす
山外大河
っす口調の後輩ヒロインとぐちゃぐちゃな話
最近紆余曲折あってバイト先が同じの一学年下の後輩女子と出掛ける事が多い。
「なんかすげえ本格的だったな。いや関心通り越してちょっと気持ち悪いんだけど」
「すげーぐちゃぐちゃな事になってたっすからね。あー、なんか私もちょっと思い出して気持ち悪くなってきたっす……自分が誘っといてアレっすけどマジでごめんっす」
「いや、良い。大丈夫……」
この日、自己申告では身長150センチだがどう見ても145センチ程しかない後輩の提案で映画を観に来ていた訳だが、終わってみれば二人揃ってグロッキーな感じだった。
本日見たのは一部界隈でヤバいと噂されているらしいゾンビ映画。
派手なアクションシーンは確かに凄かったものの、それ以上にスプラッター映画的要素が強く、物凄く強く、あまりにも強い。
え、これ本当にR15のレイティングで大丈夫なんですか? ってなっちゃう程強すぎる。
もう怖すぎて後半お互いに手を握っちゃってたよ、マジでヤバイ。
そしてふら付いた足取りで歩きながら後輩は言う。
「つ、つまらなくは無いんすけど心労がヤベーっすね。最初小学生に間違われるし、映画は思っていた100倍位怖いしで……」
「小学生に間違えられんのは良くあるだろ。そろそろ慣れろって」
「慣れてたまるかっすよ! 目指せ脱却って気持ちはずっと忘れてないっす。とにかくなんかこう……あと三センチ位は……」
……こういう話になるたびに目標値がどんどん落ちていってる事は指摘しない方が良いだろうか?
「諦めんな私……まだ成長期だ……!」
いや、高1女子ってまだ成長期なのか……結構微妙じゃないか?
……本人には申し訳ないけど、来年も何も変わっていないような気がしてならない。
そして自称成長期の後輩は言う。
「そう、私は成長期っす! 太らない程度にしっかりご飯を食べないと! そんな訳で先輩! このグロッキーな心身をどうにかする為にもご飯に行くっすよ! 私肉が食べたいっす!」
「ぐちゃぐちゃになった肉とか散々見せられた後によく食欲湧くな……しかも食いたいの肉かよ……」
「あ、それとこれとは話別じゃないっすか? 普通にお腹空いたっすよ!」
「お前どういう環境でも元気に生きられそうだなぁ」
「先輩はなんか無理そうっすね……でも大丈夫っす。ご飯も食べる気が無くなるような環境に先輩が居たら、私がぶん殴ってでも食べさせるっすから。先輩は死なせないっす」
「その世界線の俺、お前に殺されそうなんだけど」
PS この後二人でハンバーグを食べに行きました。
めっっっっっちゃくちゃ美味しかったです。
お肉、サイコー!
───
作者です。
数日おきにカクヨム公式から出るお題通りに新作小説書いてく奴(今回はぐちゃぐちゃ)
可能な限りこの二人で新作の短編形式で出してく予定です。
よろしければ数日後また見つけてください。
それか作者フォローとかしてくれたら通知も行くと思います。
あと今回含めて反応良かったら連載でやろうかなとも思ってるので、反応頂けると嬉しいです。
……何はともあれご飯は美味しい!
っす口調の後輩女子とぐちゃぐちゃするだけのラブコメっす 山外大河 @yamasototaiga
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます