春はいつも騒がしい

@hikikomori1204

第1話

ワクワクすることが多いのが春。でも、、、いつもそうとは限らない。

私は高校2年生になったばかりの朝のこと、今日は始業式。

クラス替えが気になったり、イケメンと同じクラスになれるかな〜なんて考えてる暇もなく朝が来て、遅刻寸前。お母さんからパンだけ貰い、「ごめん!!もう学校行くから、ご飯食べれない」 母は「リコ、だから起こしたのに始業式も一年の時となにも変わらないのがらしいちゃ、らしいかw」これが毎日の定めになってきているかも知れないな〜と考えながら「行ってきます!!」とドアを開けた。

朝はいつも遅刻しそうになるのに見捨てずに待ってくれる友達がいる、ありがたいことに。だからつい甘えてしまうことが多いけどそれでも理解してくれて怒ってくれる友達が心の底から好きだな〜と思うが絶対に言わない。

「今日も見捨てずに待ってくれるとは〜感謝しかないですねw」

「よくゆうよ、またなかったら拗ねて学校でむくれてるくせに〜」

この子は小学校から仲がいい舞美。クールに見えて実は寂しがり屋なのは本人以外みんな知っていることだがそれも言わない。


「リコ今日はついに、、春人とクラスが一緒になるかもね」

「あ、、それ今ゆう?w学校行きたくなくなってきたじゃん!」

高校入学式の日も見てる方はわかると思いますが、そうなんです!また遅刻しかけまして、、、その時に遅刻しそうになってる子がもう一人。

その子に「君も遅刻しようなの?朝から大変だな」と他人事みたいに言ってきたのが舞美の言う春人なのです。この時他人事だけならまだしも、「そんな顔して走ってきたら彼氏もできんぞw」などと初対面の子に言う神経が信じられず絶対に同じクラスになりたくないと思うようになったのです。

でも、この学校は2年制からコース制になるのでコースが被ってしまうといやでも2年は一緒になるのでそれがどうしても嫌だと、遅刻しそうになりながら考えてると、すぐに学校に着いた。

 

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