R.B.ブッコロと言う鳥は、本を読んで喋れるようになったので泉で人間になり女騎士と出会う。

暁 とと

第1話

「ブッコロ〜」


1匹の鳥が喋る。

しかし、鳥なので「ブッコロ〜」としか喋ることが出来ない。鳴き方が独特なの鳴き声なので、鳴き声が名前になってしまいな名前がR.B.ブッコロになってしまった。


1匹のR.B.ブッコロは、通りすがりの人間が落とした本をたまたま口に取り、寝床に持って読むことにした。


ブッコローは喋ることは出来ないが、どんな字も読める珍しい鳥なので、次々に口を上手いこと使い本のページをめくって行くと、ついにブッコローは喋ることが出来るようになってしまった。


ブッコローは喋れることになり、群れからは追い出されてしまった。

ブッコロは途方に暮れて飛んでいると、いつの間にか薄暗い森の中に入っていた。


「なんだろう...ここ....は...」


と、ボッソっと喋ってみると、下に人間が叫び逃げていった。


「ブッコロが喋った!!!不気味だ!!」


「失礼なやつだ」


と、思い人間が落とした本を拾って見ると、そこには動物が人間になる泉があるらしい情報を掴んだ。

せっかく、人間の言葉を喋れるようになったし、群れからは追放されたので、いっそう人間になろうと泉に向かった。


内心は、そんなの嘘だろうと思っていたが、やる事も無いので泉のある場所に向かうと、本当に本に書いてある泉があった。


「まじか...」


泉は、別になんの変哲もない綺麗な泉であるので、ついでに身体を洗うためにバシャバシャと水浴びをしていると、泉が急に光出した。


「ぐ、ぐおおおお」


光に驚いて、変な声を出してしまったが、光が終わると体の異変に気づいた。


「あれ?羽がと言うか、目線がおかしいぞ...ま、まさか!!」



体の異変に気づき、泉に写る自分を見てみると、中々ハンサムな人間になっていた。


「うむ、本当に人間になるとは...」


人間になってしまった事は仕方がない。

むしろ、人間になったことを謳歌しなければっと思い泉から出て人間のいる国に向かった。


この森を超えた近くになる、ブッコロー国に向かった。この国は、ブッコローが王様を助けたと言う事で、ブッコロー信者などが居るにで、元ブッコローの俺でも大丈夫だろうと思い向かった。


あるいていると、飛べないし、足が痛いと人間の体は不便だと思いながらなんとか、ブッコロー国につき、国に入ろうとすると、門番の人間に止められた。


「追い剥ぎにあったのか?」


っと、心配されたので「俺は元から服は着ないぞ?」っと言うと、檻に閉じ込められた。

つい、人間であることを忘れて言ってしまった。

人間は服を着る生物だった...


そんなことを思い、檻に連行される時に服を貰ったので服を着るのだが、違和感があるので、つい脱ぎたくなる。

そんな感じで、夜まで檻に閉じ込められた。

夜は眠たくなり、鳥としての感覚が抜けず立ったまま寝ていると、クスクスと言う笑い声が聞こえた。

どうやら、この檻から出そうとした女騎士なのだろう。


「もう、出ていいですよ。貴方様は、R.B.ブッコロですよね」


「そうだけぞ、よくわかったね」


「はい、我々はR.B.ブッコロ様を崇めているので、裸で国にやって来るのは、R.B.ブッコロにしか反応しない泉に入ったR.B.ブッコロ様しかいないと知っていますので。しかし、普通にこう会話出来るには初めてで、すいませんでした。」


っと、深深と頭を下げられてしまった。


「いいよ」

「あの、R.B.ブッコロ様、実は私はR.B.ブッコロ様とお付き合いをしたいのですが...いいでしょうか?」

「いいよ」


急に告られてしまったが、なんとなく了承した。


檻から出されたあと、ブッコロー王国で王様と会い、人間語ではなくブッコロー語で話した。

この王様は、ブッコローが好きすぎて、ブッコロー語が話せるようになったらしい。


王様と挨拶が終わり、女騎士と1日・2日・3日と過ごしていくと、女騎士と居るのが当たり前になりこの、女騎士と居る事で居心地が良かった。


「あの、ブッコロー様....最後に私のことを女騎士ではなくアイリスとお呼びください」


「最後に?」


「はい、ブッコロー様は私だけで占領するにはズルすぎます。なにで、今日で私はお別れをしようと思います。ほんとはブッコロー様を独り占めしたいですが....」


「アイリス別に俺は....」


「ありがとうございます。では....」


アイリスは俺から逃げるように、走るので、アイリスの腕を掴み言ってやった、「俺はアイリスと居ることに、居心地の良さを感じる。だから、これからも俺のそばに居てくれ」


そういうと、アイリスは泣き出し俺の胸に飛び込んだ。

ここからは、想像に任せるが、人間と元ブッコローである俺は2人暮しをしてのんびり暮らしている。

たまに、王様とかに呼び出されて会話の相手をしているが、まあ、このブッコロー国でアイリスと2人楽しく暮らしている。

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R.B.ブッコロと言う鳥は、本を読んで喋れるようになったので泉で人間になり女騎士と出会う。 暁 とと @hatipati

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