【駿】Episode4 ターニングポイント

1ヶ月が流れた頃。巧が亡くなった。


交通事故に巻き込まれたらしい。


この間、徹が言っていた件の規模を変えたいらしい。


流石に、いまのこいつには無理か。


まあ、いいだろう。


ちょっと試してみたかったからな。


俺は、弔問に訪れ帰る者に認識齟齬を施していく。


だが、それでも掛からない者はいた。


あのいけ好かない先輩だった藤ヶ崎 夏生と木倉 はじめ。


それに、2人の嫁 藤ヶ崎 春と木倉 優子だった。


それにしても、この二人の子供が徹の幼馴染みとはな。


子供達には聞いているみたいだが。


こいつらには極力合わないようにしておこう。


バレるといろいろ面倒だ。



葬式の日から6年が経った。


今日で、徹も中学を卒業するらしい。


そろそろ、初めてもいいだろうか。


徹を俺のスケープゴートにする。


最近、手を出したガキがめんどくさいんだよな。


確か、あのガキは徹と同い年くらいだったはずだ。


あのガキ、来栖 雅とか言ったか。


認識齟齬で俺をあいつと思わしておけばいいだろう。


一度やったやつはあいつに回してしまえば俺に足が付くことはないだろう。


ああ、余分なことされるのも面倒増えるから徹から認識齟齬の記憶は消しておくか。



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夏生とはじめとの因縁


徹が大人数と関係を結んでいた理由


そして、来栖


全ての符号は、駿に向いています

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