不死の呪い、重たい……。
イリィも辛かろうに、二人で歩む道を選ぶのですね。
まぁ、一人で置いてはいけないかもな……。
面白かったです!
イリィの不死を吸い取り、一人残される。ずっと終わりを望んでいただけに、イリィ一人だけというのは、心が壊れてしまいそうなくらい受け入れ難いものでしたね。
けど苦しむイリィを見てとった行動は、それすらも凌駕するもの。結局、旅の終わりとはなりませんでしたが、この選択は決して間違っていなかったことでしょう。
不死は呪い。永遠に生き続けなければならない辛さに押し潰された人もいれば、不死の力を狙われることもある。
悪人達は不死を求めていましたけど、いいものとは言えませんね。
イリィの願いが叶うチャンスは失われましたけど、間違ってはいなかったと思いたいですね。
旅のゴールは、きっとここではなかったのです。
このお題でこんなに濃密なお話が生まれるなんて! ハラハラしながら読んでしまいました。世界がしっかりと作られている感じ。
この男の子もそうですが、生きる苦しみは大きいですよね。それも繰り返すとなれば。どうか二人の心が安らぎを見つけますように。