ケーンとの約束

 星王と家臣たちは牢獄で監禁されていた、

一体なぜ囚われの身となってしまったのか?、

星民たちも納得が行かない様子で過ごしてい

た、そんな中、勇敢な者もいた。


『このままだとクリアール星は滅んでしまう、

どうにか星王様を救出しなければ!!』


『そうだ、そうだ心優しき星王様を救わない

と、皆と力を合わせ星王様を助けよう!!』


 星民たちは星王を救うべく作戦を考えてい

た、先ずは城の前で大勢の星民の暴動をお越

し、気を引かしたところで隠密にふさわしい

者を城の中へ送り込む作戦だった。


『ササーン頼んだぞ、くれぐれも慎重にな!

!』


『・・・!!』

 俺は会話が出来ない、なぜなら反乱軍たち

によって舌を抜かれてしまったからだ、俺は

軍隊長補佐ササーン!!、ケーン部隊長とは

幼なじみだ、俺は牢獄に入れられる前に星民

の姿になり、反乱を犯しわざと囚われ、舌を

抜かれた!!、ケーンとの約束を果たすため

に!!


『それじゃ皆の者、城前で暴動を起こすぞ!

!』


『民長さんは、お下がれ下さい、私らにお任

せを!!』


『なになに、気にするな、わしも元は部隊長

そう簡単には倒れん!!』


 そして暴動は起こった、大勢の星民たちは

暴れ始めると、次々と城から外へ反乱軍兵達

が押し寄せて来た、作戦通りに事は進み。


『・・・!!』

 今がチャンスだ、あの先に牢獄があるはず

だ、おっと!!あぶねーあぶねー、ここで見

つかる訳には行かねー。


『星王様!!、誰か近づいて来ます!!』


『何者だ!!、おっお前は!?』


『・・・!!』


『さっササーン!!、生きていたか!!、ん

!?、口が聞けないのか?』


『星王様!!、ササーンです、ササーンが生

きていました!!』


『おお〜、ササーンよ、良く無事で戻ったな

!!、わしの為に済まぬ、許せ!!』


『・・・!!』

 勿体無いお言葉、感謝します。


『ササーン!!、此れからどうする?』


『策はあるのか?、俺に、・ついて、・こい

って言っているのか?』


『・・・、グー!!』


『この人数だと見つかってしまう!!、一体

どうすれば?』


『ササーンよ優れた者を連れ、探索して情報

を集めよ!!、わしはここに残る!!』

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