編集済
完結おめでとうございます。
毎日ハラハラしながら結末まで見守らせていただきました。
時代は変わっても、相変わらず各方面とのバランス取りが難しそうな使い走りで忙しい日常を送っているのがクレメント様らしくて良かったです。
イベントが終わっても人生は続く、やらざるを得ないことをやるしかない、もちろんその中でやりたいことも多少はやらせてもらう、そんな感じで。
最終章では、フランス革命やユグノー戦争のような凄絶な市街の描写や、主人公が屋敷跡で精気を取り戻すシーン、地下牢の湿った空気感など、読みながら場面を鮮明に思い浮かべることができました。
また、「状況の操り人形」「蓋然性の種」など、凝縮された表現がとても印象的でした。端的ながらも何を伝えたいかがわかる、的確な言葉選びのセンスは素晴らしいと思います。
ヒロインのパメラさんはずっと無口無表情だったので、当初は脳内は意外と賑やかなんじゃないかと怪しんでいましたが(主人公の一挙手一投足なにを見ても「クレメント様…尊いっ…」とか言ってそうな)、ただただまっすぐ誠実でした。すみません。本人が最初から宣言していた通り、まさにクレメント様のための剣としての活躍を見せてくれました。
彼女自身もまだまだ忙しそうですが…あの、お子様などは…とか、デクスター兄さん(現代だったら縞スーツ着てそう)ほかハーディ家の予後とか気になるところはありますが、それは余韻ということで。
今後はS級勇者の友人Aの再開でしょうか。あちらも楽しみにしております。
ともあれ、お疲れ様でした。
読み応えのある作品をありがとうございました。
作者からの返信
ありがとうございます。こちらこそ、ここまでのお付き合いありがとうございました!
頑張って生きている内に各界とのコネクションができちゃったもんだから……余計に頑張らなくちゃいけなくなって……!
彼らの人生はむしろここからが長くて、その間にはまた事件に巻き込まれたり冒険の機会もあるのかもしれません。
が、私というカメラを通じてそれを描くのはひとまずここまでになりそうです。
最終章の展開に関しては、どうしても流れ上はこうなってしまうなと気づいた結果、及ばずながら泥縄式にあれこれ調べつつ取り組ませていただいておりました。
言葉選びに関して、そのように言っていただけて恐縮です。なるべくタイトに、味のする文章を書けるよう今後も励みたいです!
パメラに関しては、なんというか、私は真っすぐにでっかい思い入れをドーンとぶつけてくる方/ぶつけられる方ってタイプのカップルが好きなので……こんな感じに仕上がりました!
登場人物各位のその後などについても軽く触れられたら良かったのですが、ここに関しては余裕があれば番外編などでフォローできたらと思います。
仰るとおり次はS級勇者の友人Aの更新再開ですね!
あちらもよろしくお付き合いいただけたら幸いです。なるべく早めにお届けしたいです。
改めまして、ここまでのお付き合いを本当にありがとうございました。
ここまで何とか走り切ることができたのは、読者の皆様に支えられたおかげです。
面白かった!
パメラさん視点だともうスパダリなんてもんじゃない運命を変えた人になるのが良いね。
作者からの返信
うわーいありがとうございます!
パメラにとっては、本当に運命の相手となるでしょうね……。
クレメント目線だと「(数少ない頼れる相手として信じて託していたら)気が付けばとんでもない所まで至っていた、すごい女性」なのだと思います。