異世界ファンタジーでしか出せない良さと、スーパー戦隊シリーズでしか出せない良さ。それぞれの作品でも濃い味付けなので、少し配分を間違えれば片方の作品色が強くなってしまいますが、この作品はそのバランスを均等に保ちながらも、異世界ファンタジーっぽくありながら戦隊っぽくある。その真新しさが癖になっています。現実世界に未練のある5人の若者たちが、この世界の人々と出会い、魔王を倒した先にはどんな未来が待っているのか、今からでも楽しみです。