学校で布おむつ
――小鳥ちゃん。お家だと布おむつ当てないの?
当てられないんだよ……難しいんだぞ。
洗濯も面倒だし……
――じゃあるいちゃんすごいのねぇ……
……
――はい、できたよ小鳥ちゃん
ありがとう……るいお……ね……ちゃん
――るいちゃん偉いわね―
――さすがお姉ちゃんね
――えへへ
今は登校のおむつ替えではない。
にも関わらず、るいお姉ちゃんが小鳥の教室にいるのは、小鳥のおむつ替えをするためである。
紙おむつだって技量に差があったのだ。
それが布おむつになったことで、だれにでも任せるわけにも行かなくなってしまったのだ。
そして、このるいちゃんが学校の目に止まり、休み時間の度に来るようになったのである。
――るいちゃん、これ忘れちゃ駄目でしょう?
――あ、そうだった。はい。
"ガチャン"
施錠された。
これが新たな無断オムツはずし防止策である。
鍵はるいちゃんしか持っておらず、私の排泄は幼稚園児に管理されることになった。
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