第4話 最後のデート
最近連絡が少ないな…
忙しいのもあって気づかないフリをしていた。でもその日は突然やってきた。
そう、別れとは突然やってくるもの…
気づいていたのだから突然ではないのかもしれない。
幸せな日は続かない…
付き合いだして4.5年経った頃、夜中に彼から連絡があった。そんなことは珍しいからなんとなくピンときた。
別れ話だった…
『結婚を考えたけど子どもの親になる自信ない、俺には無理だ』
それでも嬉しかった。真剣に結婚まで考えてくれたことが…
二人で泣いて最後のデートの約束をしてその日は別れた。
それからの毎日は仕事中は無理に笑っていたけど心の中はどしゃ降りで
毎日お風呂で大泣きした。
しばらくしてその日はきた、最後のデート。
頑張って笑顔で待ち合わせの場所へと向かった。
ドライブをしてアイスを食べたり美味しい蕎麦を食べたり楽しくてこれが最後なんて嘘みたい…
いろんな話をしながらたくさん歩いた。楽しい時間ってあっという間に過ぎる。
何時間も経っているのにさっき会ったばかりのよう…
最後だと思うとなかなか別れられなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます