i・fもしも、ぬいぐるみが擬人化したら
永遠の絆
第1話擬人化
「嘘でしょう、猫のぬいぐるみが、人間に」
「此所のご主人様の部屋だな、あれ、そこに居るのは、ご主人様だ」
「あんた、一体何者?」
何故こうなったかと、言うと、話は昨日に遡る
「あ~彼氏が、欲しい~」
「ヒロインA、酔っ払うと、毎回同じ事を言うね、見た目は、良いのに、なぜか?出来ないのよね~」
「あ~ん、ヒロインB、あんたはうらやましいわよ、別れても直ぐに新しい彼氏が、出来るのだから、ちょっとは、その出会い運、こっちに分けなさいよ」
「A、あんたに、彼氏が出来ないのは、あんたが腐女子だからよ」
「グッ」
Bの一言にAに改心の一撃
「B、あんた、それは、い、言わないでよ」
「しかも、ぬいぐるみの収集をしているから、厳しいわよ」
「グッハー」
Aは、更に改心の一撃、HPは、残りわずか
「A、BLを取るか、ぬいぐるみを取るか?どっちかにしなさい、出来ないと結婚どころか、彼氏すら、出来ないわよ」
「ウンギャー」
Aは、最後の一撃で沈黙
「B、私にとっては、どっちも大事なんだもん、両方手放す事は出来ない、もし、どちらかを選べって言うなら、死んでやる」
「A、あんた、そこまで、・・・・ふぅ~、分かったわよ、あんたの決意しっかり伝わったわ、この近くに、何でも願いを叶えて実現してくれる、神社が有るのよ、しかも、その神社は、縁結びが一番効果有るのよ」
「B、早くそこに行きましょう、案内しなさい」
「はいはい、会計してから」
二人は、居酒屋を出て、Bの案内で神社に向かう
「B、この神社なの?」
「そうよ、この神社よ、シェンロンを奉っている、竜命神社よ」
「胡散臭いですけど」
「効果は、有るから、さぁ、一番叶えたい願いを、そこの、星のマークが入っている、7つの丸石に向かって叫びなさい」
「(胡散臭いけど、本当に叶うなら、よし)私の持っている猫のぬいぐるみが、人間になって、私の彼氏になって欲しい」
【その願い、叶えたぞ】
Aが、願いを言い終わると、どこからから、謎の声が二人に届いた。
「B、今の声って?」
「良かったじゃん、これで、願いが叶うよ」
「へっ? どう言う事ですか?」
Aは、いまいち、状況を飲み込めていなかった。
「さっきの声は、この神社の守り神様の声よ、願いを叶えた者にしか聞こえないの」
Bが説明をすると、ようやくAは、理解した。
「さぁ、早く家に帰って、確認してみたら?」
「うん、そうする」
二人は、神社で別れた、Aは、急いで自宅アパートに到着し、慌てて自分の部屋に入ると、そこには。
「あっ、お帰りなさい、ご主人様」
「あんた、誰?」
猫のぬいぐるみが、ちゃんと人間になってAの帰りを待っていた。
「いやだな、ご主人様、僕ですよ猫のぬいぐるみのミー君です、ついでに貴女の彼氏ですよ」
「ゆ、夢じゃあ、無かったのね、って、騙され無いわよ、可愛い系イケメンが、
いきなり私の前に現れて、彼氏とか、有り得ないでしょう」
Aは、混乱している。
「じゃあ、ご主人様の秘密の日課の内容を言いましょうか?」
「へっ?」
「例えば、ご主人様が、僕をこの家に連れてきた時に、彼氏が出来ないからって、自分で」
「わ~、分かった、分かりました、確かに貴方は、猫のぬいぐるみのミー君、貴方にしか、行っていない行動を疑う余地なしよ、それで、どうして?貴方は、ぬいぐるみから、人間に?」
Aは、当然の成り行きをミー君に聞いた。
「ご主人様が、帰宅される前に神々しい竜神が現れまして、気がつきましたら、人間になっておりました」
「それで」
「それから、その竜神から、これからは人間になり、ご主人様と共に生きよと言われました、戸籍関係や、その他等関係することは、竜神の方で色々手回ししておくと言われました」
「サービス良すぎ」
ミー君から、成り行きを聞いた、ヒロインAは、竜神様に心の中で感謝を言った。
「それで、ご主人様、僕は、これからも、ご主人様と一緒に暮らせるのでしょうか?」
「なんで?」
「いきなり、猫のぬいぐるみが、人間になって怖くないのでしょうか?」
「もう慣れたから、大丈夫よ、これからもよろしくね、ミー君」
「はい!こちらこそよろしくお願いします。ご主人様」
こうして、猫のぬいぐるみが、竜神の力により、人間になって、持ち主女性と幸せに暮らしました。
i・fもしも、ぬいぐるみが擬人化したら 永遠の絆 @bannku
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