「ヒヨコ転生」
転生したらヒヨコだった。何がなんだかわからないが、自分が人間の男だったことは覚えていた。
真っ暗な世界にヒビが入り、周囲をおおっていた殻から抜け出ると黄色いふわふわの大群の中にいた。
黄色いふわふわはぴょこぴょこと動いていて、ピヨピヨと鳴いていた。
ヒヨコだ、とわかった次の瞬間には、自分もまたヒヨコであることに気が付いた。
周囲は仲間のヒヨコだらけなのでぽかぽかと暖かいけど、少しお腹が減ってきた。
ピヨピヨ鳴く声が大きくなった方を見ると、上から大きな手のようなもので持ち上げられているヒヨコだった。
持ち上げられたヒヨコは、少しして別のところに移されているみたいだ。
そういえば前世の知識によればヒヨコは産まれてすぐに、オスとメスに分けられるのだった。
メスは出荷され、オスはどうなるのだったか…。
周囲が真っ暗になった。
つづく、かも。
(https://anond.hatelabo.jp/20190925195456 より転載)
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