第31話 同郷のエイリアンは家族
「同郷のエイリアン同士ってなんとなく同じ星にいればその存在を感じることができるんだ」
「そうなの?」と問いかけると、「うん」と頷かれた。
もっと「他のエイリアン史も知らないの?」とか「これだから地球人は」とか可愛い顔で散々言われると思ったのに。
「でも、僕が地球に来るまでの間他の星を吟味してたけど、同郷のみんなの気配はなかった」
上手く居候出来なかったり、居候先で馴染めなかったりした同郷の者たちは、結局故郷の星と同じように消滅の道を辿ったのだと話すフラフ。
「星を侵略してた時代には、そんなことはなかった。直ぐに侵略先の星はだめになっちゃったけど、同郷のみんなと一緒にいられた」
フラフから、「みんな」という言葉が出てくることが以外だった。可愛い僕がよければそれでよし、みたいな独りよがりタイプで他人とか気にしないと思ってた。けど、本当は違うのかな。
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