KAC20232  手放せないぬいぐるみ

星之瞳

第1話いまだに傍にいるぬいぐるみたち

私はぬいぐるみが大好き。子供の頃は買えなかったし、子どもたちのぬいぐるみは買うけど私は自分のぬいぐるみを買うことはなかった。

ぬいぐるみは高いし、専業主婦の身では自分用を買うのは難しかった。この年でぬいぐるみが欲しいというのも気はずかしかったから。


ところが、『カピバラさん』のブームが来て、その可愛さに一目ぼれ、調べてみるとぬいぐるみが売ってある。どうしても欲しくなり、「自分の欲しいものは買ちやえ!」とばかり、1メートルぐらいある大きいものを買ってしまった。

届いたぬいぐるみは、とても柔らかく表情もよくて、とても気に入り、抱き枕代わりに抱いて寝るようになった。夏は暑いのでそばに置かず棚の上に置いて眺めたていたけど。


次に買ったのが白熊。大人の白くまでそれも1メートルよりは小さいがかなり大きなもの。眠った表情がかわいい。両手を体のわきに伸ばし、両足も伸びていてスリムな感じなのに、背中の線がポッコリして柔らかいのが好き。


二つとも寒い時はベットの枕元の左右に置き大きなクッションと一緒に私を寒さから守ってくれている。


もう一つは、白熊の子熊のストラップ。かわいくてつい衝動買い。部屋に下げて見ていたのだが今は外出用のバックにぶら下げている。


もう一個、デディーベアのぬいぐるみ。これはダイソーでシールを集めたらもらえるという企画で手に入れた。かわいさと柔らかさが心地いい。デディーベアは私のあこがれで、娘が呆れられながらもシール集めに協力してくれて無事ゲット。


ここまで書いたのは引っ越しの時もどうしても処分しきれずに連れてきた大切なぬいぐるみたち。


私が子供の頃ぬいぐるみを買えなかったので、子どもたちには欲しいと言われたら買い与えていたし、女の子と言うことで親戚からもらうことも多かった。娘たちはあまりぬいぐるみで遊ぶことはなかったが、それでもぬいぐるみのある部屋はなんだかたくさんの人がいるようで好きだった。娘たちのぬいぐるみは引っ越しの際持って行けないし、娘がいらないというので「ごめんなさい」して処分してしまった。


ぬいぐるみは夢があるし、そのかわいらしさで心を和ませる。思いのこもったぬいぐるみこれからも大切にしたい。





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