傾国令嬢 アイのカタチを教えてα
紫藤朋己
第1話
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その子は自分が生まれたことを知らなかった。
生まれ落ちた自分を受け止めてくれるはずの腕が、そこにはなかったから。
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※なろうで同小説を掲載しています。
そちらから一部加筆、修正しています。
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