魂の実家
魂と身体が分離した。俺の身体が目の前で横たわっている。早く戻らないと、あの世に行くことになる。身体に近寄ると、ふいにそれは起き上がった。なんでだ? まだ俺は中に入ってないぞ。混乱する俺に、身体は歓喜の声を上げた。
「自害して良かった! おかげで奪われていた元の身体に戻ったぞ!」
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