第21話 与那国島の戦い

正午

嘉手納かでな空軍基地から出撃したA-10Jと爆装したF-2BがF-35AJの護衛の下、与那国島の人民解放軍陣地への空爆を開始


更に第三艦隊(旗艦みょうこう)による艦砲射撃かんぽうしゃげきとトマホーク巡航ミサイルによる攻撃を行ったほか、原潜「ながさき」「もりおか」からもトマホーク巡航ミサイルによる攻撃が行われた。

それに合わせてLCACエアクッション艇と06式ホバークラフトが与那国島南部の比川浜ひかわはまから上陸を開始


第三艦隊のヘリ空母「いせ」から海兵隊のヘリボーン部隊が出撃。

強襲揚陸艦「おしか」「しれとこ」からも06式水陸両用戦闘車、AAV7A1が出撃した。


のちに「与那国島の戦い」と呼ばれることとなる激戦の始まりである。


12時06分

人民解放軍部隊の迎撃を受け、LCACやMV-22J、UH-60Jなど複数が撃破・撃墜されるも、LCACや06式エアクッション艇がビーチングに成功、海兵隊員や「87式偵察警戒車改ていさつけいかいしゃかい」、「91式軽戦車」「82式指揮通信車しきつうしんしゃ」といった装甲車両や「10式戦車」などの重装甲車両を上陸させることに成功する。


また、上陸部隊への攻撃を行う人民解放軍の火点や陣地に向けAH-1ZJやA-10J、F-2BがCAS近接航空支援を行う。


比川浜に展開していた人民解放軍の歩兵部隊や「15式軽戦車」、「11式装輪装甲突撃車」などとの交戦の末、海兵隊は比川浜に橋頭堡を築くことに成功。


そして人民解放軍与那国占領部隊の中でも比較的防御の手薄な与那国島南部への展開に成功した。

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