地球?で、目覚めた最強魔術師! 〜この時代もまた無双する〜
スクール H
一章 日本編 最強魔術師、目覚める
プロローグ 始まり
~T・K~
大きな海に浮かぶ小さな島達。そこに誰も近づくことのできない小さな遺跡があった。この『地球』で生きるている『人間』は一生その謎を解けない。
西暦2015年。その小さな遺跡から1人の男が出てきた。
長髪の高身長な男。すらりとしている若い男、いや青年はぼさぼさの髪を気にせず外に出た。
普通に暮らしていたらあまり気づかずすれ違ってしまう青年は、どこか異様な雰囲気を出していた。
小高い丘を少し不安定な足取りで降りていく青年はひどくやつれており、丘から先の街並みを見てため息をついた。
『地球』に住んでいる『人間』にとって何ら変わりのない風景。しかし、青年は物珍しそうにずっと眺めていた。
街の人々を見て、何を思ったのか小さな声でぶつぶつとつぶやいた。すると、今まであった青年からの異様な雰囲気が消えた。
青年は街の人々とは別な、黒いマントに黒いローブ、黒い手袋と黒一色の服装に包まれていた。しかし、それを気にせず街の方に歩いて行った。
彼が何者なのかは一部の者にしかわからない。
ただある人々は感じた。この『地球』に新たな嵐が来るということを。ただのカンにすぎない。しかし多くの人々を驚かせるだろう。
まがまがしい城に住む角の生えた少女。小さな祠に住む女性。1人の街娘。彼女らも、何かが来る、何かが変わると同じ事を感じた。
一方で森の中心とも言える場所に小屋があり、1人の美しい金髪の女性が住んでい た。
彼女は感じた。あの方だ。あの方が目覚めたと。
涙を流しながら嬉しそうな顔をして、その者の名を呟いた。
ー魔術師マレット・フレーツ様ー
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