未完の展開(仮)
てると
ずっと苦しかった
父と離れて早2年。故郷唐津は憎い町である。俺は発達障害者だ。名前を田代剛士という。母親は憎むべきメンヘラで、エセ心理学が大好きな頭の弱いアムウェイマニアだった。実家が唐津市水主町で、敬愛する祖父田中角栄、失礼、田代壽太は、自民党が好きだったようだ。百姓の出で、俺から見るに距離があるがために理想化できる存在である。日本人の持つ、江戸時代の村落共同体や田中角栄に対する郷愁のようなものである。以後、田中角栄に対する郷愁のことは「カスタルギー」と呼ぶ。そこには里山の情緒がある。田んぼの中へ、田の中へ、イデオロギーは都市風だ。祖母の実家が田代家の隣で、名を前川と言う。父方の祖母の両親である私の曽祖父母は、名を金一郎と君代と言う。黄金の国ジパングと、言うまでもなく君が代である。君代は岩屋の炭鉱の町から嫁いだらしいので、俺の中では「黒き金剛石が金に変わる」である。その家系では生長の家という、谷口雅春が教祖の新興宗教を信仰していた。前川家に道場まであって、そこに講師や信者をお招きしていたというから、相当な入れ込みぶりである。
以上の事から、私は安倍晋三が山上くんに殺されて本当に嬉しい。しかし、願うことなら連中人脈の全員が苦しんで死ぬことを所望する。一番嫌いなのは高橋史朗と戸塚宏である。苦しんで苦しんで苦しみ抜けばいい。ひぐらしは理想主義です。だからその意味で俺は、アキバの加藤に同情せざるを得ないようなケンモメンの気持ちがわかるのである。俺は16歳頃からケンモメンだ。野球が嫌い、なぜなら父に野球を3年間強制されたから。俺は我慢とか興味のないことがとことん苦痛なのである。授業中は小学校の頃から、嫌いな授業に関しては全く違うことをしていた。毎日激怒していた。今でも俺の激怒の方が正しかったと思う。その心理主義的側面は非常にどうでもいいから、俺は或る底意地の悪い発達ガイジが大嫌いなのである。しかし、いくら心理主義的であっても発達ガイジだからこそ愛すべき存在であるにすぎない。今私は怒っている。アイアムアングリー!ユダヤ教徒を殺したヒトラーの気持ちがわかるような気がするが、それならば、俺はナチスやヒトラーを殺したいと言おう。その点では、平岡くんや西尾幹二はちょっとだけ偉い。俺は中学生の頃プラトン=ポルポト的な思想だった。尾崎豊は家族主義からほど遠い存在だが、里山を愛でる内山節まではわずかに一歩だと思う。だから俺は尾崎豊が好きなんだよ。自由になりたい。こうしてみると、後輩がネトウヨじみた実存者になるのもわかる。基本線は平岡君や西尾幹二と同じだと思う。だから、そこまで、俺もわずかに一歩。しかし俺は天才であるがゆえにそうなったとしてもせめてボカサくらいにはなれるだろうと思っている。
泥棒は好きだ、悪は嫌いだ、俺は潔癖症だ。物質的には風呂にも入らず部屋も散らかり放題でむしろ快適だが、観念的には一点の曇りも自己に許さない純潔主義なのである。しかし生憎私は暫定的ニヒリストなので、悪いことは言わない、ニヒリストであるが故にいつでも信仰に飛び込んでニヒリストを辞めることも辞さないのである。俺は明日には山口烈士のようになっていても、はたまた神になっていてもおかしくない。現に半分神に片足突っ込んでいる。俺は自分の弱さを肯定する。弱いからこそ永遠に続く展開が好きで、外部が好きで、すなわち、カーニバルが、お祭りが好きなんだよ。十字架に架けられし者に敵対するディオニュソス!
ケンモメンとしてヤマギシズム的な嫌儲村には賛同する者である。桃源郷願望。ああ、私は東アジア風です。ずっと思ってるんだけど誰も言わないのが、キタサンブラックって黒幕とされる北一輝のことだよな。
河本英夫という男がいる。天才である。但し河本英夫は河本英夫止まりである。経験は動いているが、城の周りをずっとぐるぐる回っている人。いい加減お堂の扉を開ければいいのにと思う。
酒は飲め飲め安倍は死ね死ね、ほんとに死んじゃったから言っても空虚な言葉になってしまったわれらが聖句である。ああ、敵のシンボルを亡くすのは悲しいような嬉しいような。だから、全ては因果の網の目が悪いのであり、誰も悪くない。しかし佐藤コーチも吉村もウツエも、その他、それらいずれも俺は憎しむ。そういう仲間をパリ第8大学で作れたというのは、まさに「都市の空気は自由にする」ということの実証でもあり、それはテュービンゲンにいる今も変わらずに人を愛し続ける機縁となっている。チョムスキーが言っていたようなこともあるし、この回はこのあたりで終えておく。
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