マッドサイエンティスト
あぁ、ドンドンドン! 心臓が止まっちゃうほどビクビクしちゃうぜ。
俺の名前はマッドサイエンティストだ。今日も愉快な実験をしてやろうじゃないか!
「いいぞ、いいぞ、もっと熱くなれ!」って言いながら、俺は注射器で謎の液体を注入していくんだ。
でも、そんなことよりも気になるのは、部屋の片隅でピクピク震える女の子。
「お前も一緒にやるか?」って、俺は彼女に笑みをかける。
すると彼女は恐怖に打ち震えながら、何かを口走りはじめた。
「ワタシハ…ナンデ…ココニ…イルノ?」
「なんだって?言葉わかんねぇよ!」
そんなことを言いながら、俺は実験器具に手をかけた。
すると、彼女の目が瞬きをはじめ、声が変わった。
「私は誰?あなたは誰?」
「……」
なんだ、このはっきりとした言葉。
俺は自分が何をしているのかすら分からなくなってきた。
そして、突然、彼女の顔が変わった。醜く歪んでいる。
俺は恐怖で全身が凍りついた。
「あなたのこと、覚えていますよ」
俺の心臓は止まった。
終
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