第5話

「いやー、ギャルとインキャじゃ釣り合いがおかしいでしょ…」


春川ハルは梯子から降りて、俺に顔を近づけてきた。


「いつまで、そこに、しゃがんでるつもり?

はいコレ、ティッシュあげる」


「あ、ごめん、、ありがとう」


「参考書とりたかったの。あの、ほら、

私、学年最下位じゃん。勉強しなきゃと思ってさ」

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