第25話不良についての考察
-−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
不良
[名・形動]
1 質・状態などがよくないこと。また、そのさま。「不良な(の)品」「発育不良」「天候不良」
2 品行・性質がよくないこと。また、その人。「行状 (ぎょうじょう) の不良な(の)人」「不良少年」
-−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
と辞書で出てきた。
10代の頃に図書館で調べた
yackは職業柄もあるし、池袋という土地に6年住んでたのもあり、墨が入ってたり弁当持ちだったり少年院に行ってたとかそういう人達の関係が多い。
yack自身も中学生の頃
先生や校長がyackと遊ぶなという令を出すくらいだったし、含み笑いで友人に
友人「なぁyack呼び出しくらったときいわれたっちゃけどさ」
yack「なん?」
友人「先公の00、俺のやった事よりyackとこれ以上関わるなとか言われたんよね」
yack「お前それ言われて俺と付き合うん遊ぶん?」
友人「別に付き合う奴まで言われる筋合いないからな」
yack「お前、いいやつだな」
友人「真顔で言うなちゃ怖いなお前!」
その日思春期が故に母親にたまの晩飯の時に相談した。やはり母子家庭だから俺は世の中に要らない人間なのかなと流石に思ったからだ。
yack「なぁ母ちゃん」
母「なん?」
yack「俺世の中に要らない人間なのかな?クズなのかな」
母「そうよお前はクズよ、別れた親父と同じろくな人生歩まんと思うよ」
母といえど女は残酷だ
今思えば別れた後の憤りと生活を感じた。
母は悪くない
それから県内で名前書けば通る高校、毎週警察、そんな青春を過ごした過去がある。
辞書の状態で言えば
「1、質・状態などがよくないこと」
に当てはまるだろう。
大人になり大抵の不良の末路は知ってる
9割が金に困ったりしてるし弱肉強食の世界で生きたりしてる。
成功するのはほんのほんの一握りだ
yackと同い年の不良なんて歯や指が無いのも珍しくない。
フリーターなんて比べ物にならないくらい一生暴力を背景に搾取されてる人もいる。
皆それでも何故不良というアウトという世界に生きたいのかはyackからすれば謎だ。
ただもし家庭環境とかもあるかもだが不良品と扱われて10代の頃のyackの気持ちが少しでもある人がいたら
「不良の森から抜け出そうぜ」だ。
2 品行・性質がよくないこと。
これで済ます位で落ち着けやと思う。大体の自称ワルは辞書の2番だろう。
根っから1番の
1 質・状態などがよくないこと
の意味の不良なんてそうそういない
もしかしたら不良で成功してる奴は1番かもしれない。
どんな精密な工場でも不良品は出るからだ。
人の社会ってのは面白いものでその不良品が
世の経済を担ったり社長になったり王様になったり社会を回したりする事もあるということだ。
そう、これだから世の中面白いと思う。
もしyackが出世したりこのニート経営者が売れたら
「世の中」
が間違ってるのだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます