第9話望郷



今までは車で見回ってたし、時間が大幅に増えた


それなら東京脱出しても回るんじゃないか?と考え家賃も安いし地元九州に戻って見ようとyackは考えた。


18歳までしかいないから大人になってからの様子を見てみようと


ただ住んで見ると地元が故のガックリする事の方が多かった。


少し博多から天神までタクシーに乗れば東京かぶれの都会者と言う風潮、先輩でも割り勘で説教

ビジネスの話があると言われ呼び出されても

その最初のお金誰が出すの?と聞けば

いやそれはyackさんがという始末であった。


そして他所から転勤や移住で来た人とかも多い街だが、全員がそうではないが多くは地元の人とは一線距離を置いている

その割にこの街を盛り上げる俺は左遷されて来たんじゃない感もある。


yackの東京のスタッフからはお金の取り分とかで

yackさん地元で遊んでるだけじゃないですか?!今回の物件売買俺が6割yackさん4割でお願いしますよこっちは東京での面倒臭いこと全部やってるんです!




とこんな感じだった。


交通費も飛行機使うから月1で来るならなんかコスパ悪い


そういった環境もあり地元の先輩とお金関係とメンツで揉めた、少し俺はオタクと違って都会で苦労して稼いできてんだよ的な態度もyackはあった。


年末12月29日深夜0時

その日yackは友人と家で飲んでいた

夜中にドアガタガタ!

そしたら三人組のうち一人は知り合いの先輩だった

友人が出たのだが誰ですかと引き下がらなかったから相手は捨て台詞を吐いて去っていった。


恐らくyackを拉致ろうとしたのだろう。


独り言

「自分は運がいいな、もうこの街から離れるか」


次の日荷物をまとめて東京に車を走らせ、元旦に東京に戻ってきた


何故かしがらみが晴れたような爽やかな気分だった

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